計測工学

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 計測工学
科目番号 0038 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教材:必要に応じて資料を配付する。 / 補助教材:http://www.maizuru-ct.ac.jp/control/okumura/index0.html
担当教員 仲川 力

到達目標

1 計測の基礎,単位と次元について説明できる.
2 誤差とその性質や法則について説明できる.
3 デジタル計測とセンシングについて説明できる. 
4 周波数解析とFFTについて説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1単位と次元について十分に理解し説明できる.単位と次元について説明できる.単位と次元について説明できない.
評価項目2誤差とその法則について十分に理解し説明できる.誤差とその法則について説明できる.誤差とその法則について説明できない.
評価項目3デジタル計測とセンシングについて十分に理解し説明できる.デジタル計測とセンシングについて説明できる.デジタル計測とセンシングについて説明できない.
評価項目4FFTの原理と意義について十分に理解し説明できる.FFTの原理と意義について説明できる.FFTの原理と意義について説明できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1 計測の基礎,単位と次元について理解する.
2 誤差とその性質や法則について理解する.
3 デジタル計測とセンシングについて理解する.
4 周波数解析とFFTについて理解する.

授業の進め方・方法:
【授業方法】
授業前半は板書を中心とした講義形式で説明していく。その中で,常に皆さんに質問するのではっきりと自分の意見を述べて欲しい。

【学習方法】
事前にシラバスを見て該当箇所を読み,疑問点を明確にしておくことが望ましい。授業ではわからない箇所を躊躇せずに質問してほしい(対話を重視しながら授業を進めます)。また,帰宅後は再度ノートを中心に見直し理解を深めることを求めます。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
2回の試験を行う。時間は50分とする。持ち込みは電卓,定規を可とする。
2回の試験の平均値で成績を評価する(70%)。それに加えて,レポート(3回/半期)の提出状況と演習問題の等の結果(30%)を考慮して総合的に評価する。到達目標に基づき,力,圧力,温度,速度などの物理量の測定方法の理解,基本統計量(各種平均値,相関等)および計測誤差の計算能力,計測手法や品質管理の手法の理解についての到達度を評価基準とする。

【教員の連絡先】
研 究 室 S棟3階
内線電話 8958
e-mail:  chicaアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,レーザー発振の原理
2週 単位と標準
3週 単位と標準
4週 次元解析
5週 誤差
6週 誤差伝搬の法則 1,2
7週 演習 1,2
8週 中間試験
2ndQ
9週 中間試験解答,AD変換 1,2
10週 AD変換 1,2
11週 物理量の測定(機械量:加速度,角度,力) 1,2
12週 物理量の測定(光,温度,磁力)
13週 周波数解析
14週 高速フーリエ変換
15週 演習
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野計測制御計測の定義と種類を説明できる。3
測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。3
国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。3
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。4
電気・電子系分野計測計測方法の分類(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測)を説明できる。3
精度と誤差を理解し、有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行える。3
SI単位系における基本単位と組立単位について説明できる。3
計測標準とトレーサビリティの関係について説明できる。3
指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。3
電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。4
ブリッジ回路を用いたインピーダンスの測定原理を説明できる。4
有効電力、無効電力、力率の測定原理とその方法を説明できる。4
電力量の測定原理を説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価実技等ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000