計測工学

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 計測工学
科目番号 0038 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:阿部武雄,村山実 共箸「電気・電子計測 第4版」(森北出版)/参考書:南谷晴之,山下久直 共著「よくわかる電気電子計測」(オーム社),佐藤一郎 箸「図解 電気計測」(日本理光出版会),菅野充 箸「基礎電気電子計測」(コロナ社)
担当教員 清原 修二

到達目標

1 誤差と有効数字について説明できる.
2 SI単位と単位の組立について説明できる.
3 計器について説明できる. 
4 電圧・電流の測定について説明できる.
5 抵抗・インピーダンスの測定について説明できる.
6 電力・力率・電力量・磁界の測定について説明できる.
7 波形の観察・応用計測について説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1誤差と有効数字について十分に理解し説明できる.誤差と有効数字について説明できる.誤差と有効数字について説明できない.
評価項目2SI単位と単位の組立について十分に理解し説明できる.SI単位と単位の組立について説明できる.SI単位と単位の組立について説明できない.
評価項目3計器について十分に理解し説明できる.計器について説明できる.計器について説明できない.
評価項目4電圧・電流の測定について十分に理解し説明できる.電圧・電流の測定について説明できる.電圧・電流の測定について説明できない.
評価項目5抵抗・インピーダンスの測定について十分に理解し説明できる.抵抗・インピーダンスの測定について説明できる.抵抗・インピーダンスの測定について説明できない.
評価項目6電力・力率・電力量・磁界の測定について十分に理解し説明できる.電力・力率・電力量・磁界の測定について説明できる.電力・力率・電力量・磁界の測定について説明できない.
評価項目7波形の観察・応用計測について十分に理解し説明できる.波形の観察・応用計測について説明できる.波形の観察・応用計測について説明できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1 誤差と有効数字について理解する.
2 SI単位と単位の組立について理解する.
3 計器について理解する. 
4 電圧・電流の測定について理解する.
5 抵抗・インピーダンスの測定について理解する.
6 電力・力率・電力量・磁界の測定について理解する.
7 波形の観察・応用計測について理解する.

授業の進め方・方法:
【授業方法】
授業は板書を中心とした講義形式で説明していく。その中で,常に皆さんに質問するのではっきりと自分の意見を述べて欲しい。

【学習方法】
事前にシラバスを見て該当箇所を読み,疑問点を明確にしておくことが望ましい。授業ではわからない箇所を躊躇せずに質問してほしい(対話を重視しながら授業を進めます)。また,帰宅後は再度ノートを中心に見直し理解を深めることを求めます。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
2回の試験を行う。時間は50分とする。持ち込みは関数電卓,直定規を可とする。
2回の試験の平均値で成績を評価する(70%)。それに加えて,レポートの提出状況と演習問題の等の結果(30%)を考慮して総合的に評価する。到達目標に基づき,力,圧力,温度,速度などの物理量の測定方法の理解,基本統計量(各種平均値,相関等)および計測誤差の計算能力,計測手法や品質管理の手法の理解についての到達度を評価基準とする。

【教員の連絡先】
研 究 室 A棟3階
内線電話 8951
e-mail:  kiyoharaアットマークmaizuru.kosen-ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,計測とは?,精度と誤差
2週 測定値の処理,誤差の伝搬,有効数字
3週 SI単位,電気単位の組立,標準器
4週 電気計器,指示計器の分類,電子計器,ディジタル計器, 3
5週 指示計器の構成,各種指示計器 3
6週 指示計器による電圧・電流の測定,電位差計,ディジタル電圧計 4
7週 微小電圧・電圧の測定,高電圧の測定,大電流の測定 4
8週 中間試験
2ndQ
9週 中間試験解答,解説
10週 中位抵抗の測定,低抵抗の測定,高抵抗の測定 5
11週 接地抵抗の測定,インピーダンスの測定 5
12週 直流電力の測定,交流電力の測定,力率の測定,電力量計 6
13週 磁束,磁界の測定,周波数時間の測定 6
14週 波形表示装置,記録装置 7
15週 電力量以外の測定,遠隔操作 7
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野計測制御計測の定義と種類を説明できる。3
測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。3
国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。3
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。4
電気・電子系分野計測計測方法の分類(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測)を説明できる。3
精度と誤差を理解し、有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行える。3
SI単位系における基本単位と組立単位について説明できる。3
計測標準とトレーサビリティの関係について説明できる。3
指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。3
電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。4
ブリッジ回路を用いたインピーダンスの測定原理を説明できる。4
有効電力、無効電力、力率の測定原理とその方法を説明できる。4
電力量の測定原理を説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価実技等ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000