技術英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 技術英語Ⅱ
科目番号 0063 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 必要に応じて資料を配付する。 /  参考書:志村史夫著「理科系のための英語プレゼンテーションの技術」 (The Japan Times) / 補助教材:http://www.maizuru-ct.ac.jp/control/okumura/index0.html
担当教員 奥村 幸彦

到達目標

①.自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。
②.英語の発音記号を見て,発音できる。
3.基本的な文法を用いた簡単な文章が作成できる。
④.毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要を把握できる。
5.英語の技術報告,専門教科書を読むことができる。
6.英語圏の外国人が最もよく使用する構文を用いて技術的な文章を書くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1①.自分の専門に関する基本的な語彙を十分に習得できている。自分の専門に関する基本的な語彙を習得できている。自分の専門に関する基本的な語彙を十分に習得できていない。
評価項目2②.英語の発音記号を見て,確実に発音できる。英語の発音記号を見て,発音できる。英語の発音記号を見て,発音できない。
評価項目33.基本的な文法を用いた簡単な文章が十分に作成できる。基本的な文法を用いた簡単な文章が作成できる。基本的な文法を用いた簡単な文章が作成できない。
評価項目4④.毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要を十分に把握できる。毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要を把握できる。毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要を把握できない。
評価項目55.英語の技術報告,専門教科書を読むことが十分にできる。英語の技術報告,専門教科書を読むことができる。英語の技術報告,専門教科書を読むことができない。
評価項目66.英語圏の外国人が最もよく使用する構文を用いて技術的な文章を書くことが十分にできる。英語圏の外国人が最もよく使用する構文を用いて技術的な文章を書くことができる。英語圏の外国人が最もよく使用する構文を用いて技術的な文章を書くことができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
1.常識的な専門用語を記憶するとともに技術英文によく使われる基本的な構文についてマスターする。
2.技術論文を読んだり,専門知識修得に必要な実用的な英語の使い方について学習する。
1. To teach the student the skills necessary for reading English through accurate identification of technical word meanings and grammatical structures.
2. To teach the student English for technology (practical English) for reading and writing.
授業の進め方・方法:
授業前半は講義形式で説明していく。その中で,皆さんに質問するので,はっきりと自分の意見を述べて欲しい。授業の後半では講義内容の理解をより深めるために,演習問題や課題を毎回与える。
授業ではわからない箇所を躊躇せずに質問してほしい(対話を重視しながら授業を進めます)。帰宅後は,英語にできる限り触れること,および演習問題等を自力で解けるように努力して下さい。 
注意点:
毎回の授業には辞書を持ってくること。
中間,期末試験を合わせて,50分の定期試験を2回行う。2回の試験の点数で成績を評価する(70%)。それに加えて,リポートと演習問題の提出状況,および授業での課題発表の結果を考慮して総合的に評価する(30%)。到達目標に基づき,工学的な英語文章の読解,技術報告および技術論文の表現方法,技術的な英語長文の読解についての到達度を評価基準とする。

【学生へのメッセージ】
日産自動車㈱の本社では、ゴーンCEO(最高経営責任者)の下,社内での標準語が英語になりました。また,多くの企業で現在,社員の英語教育を積極的に行っています。よく考えれば,企業全体の27.0%が海外進出をし、特に『製造』においては4 割を超える状況になりました(2014年度のデータ)。日本国内だけで製品が多量に売れることももはやなくなりました。さらに,世界の1/3以上の人々の言語が英語ですし,インターネット上の情報は80%以上が英語表記の情報です。英語の使用は確実に技術者にも急速に押し寄せてきており,「技術者にとって英語が必須の時代」がやってくると思われます。本講でも,できるだけ実用的な専門英語を補強してもらうように,上記のような内容を設定しました。興味ある方は是非とも受講してください。

教 員 名 奥村 幸彦
研 究 室 A棟3階(A-316)
内線電話 8954
e-mail: okumura@maizuru-ct.ac.jp

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス内容の説明,研究論文を読む。 ①.自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。
②.英語の発音記号を見て,発音できる。
2週 第5文型の復習と活用法,「研究の立場とその背景」,「問題点」の表現の表現 ①.自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。
②.英語の発音記号を見て,発音できる。
3週 「目的」の表現,「意義・重要性」の表現 3.基本的な文法を用いた簡単な文章が作成できる。
5.英語の技術報告,専門教科書を読むことができる。
4週 「実験装置,手順」の表現,「手段・方法」の表現 3.基本的な文法を用いた簡単な文章が作成できる。
5.英語の技術報告,専門教科書を読むことができる。
5週 「可能・能力」の表現,「使用」の表現 3.基本的な文法を用いた簡単な文章が作成できる。
6.英語圏の外国人が最もよく使用する構文を用いて技術的な文章を書くことができる。
6週 「結果,結果の特徴」の表現,「変化,比較,相違,影響,関係」の表現 3.基本的な文法を用いた簡単な文章が作成できる。
6.英語圏の外国人が最もよく使用する構文を用いて技術的な文章を書くことができる。
7週 「因果関係」の表現,「原因」の表現,「理由」の表現 5.英語の技術報告,専門教科書を読むことができる。
6.英語圏の外国人が最もよく使用する構文を用いて技術的な文章を書くことができる。
8週 ★後期中間試験
4thQ
9週 「肯定」、「否定」、「仮定」の表現 5.英語の技術報告,専門教科書を読むことができる。
6.英語圏の外国人が最もよく使用する構文を用いて技術的な文章を書くことができる。
10週 技術・科学 英語表現-Lesson1 ④.毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要を把握できる。
5.英語の技術報告,専門教科書を読むことができる。
11週 技術・科学 英語表現-Lesson2 ④.毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要を把握できる。
5.英語の技術報告,専門教科書を読むことができる。
12週 技術・科学 英語表現-Lesson3 ④.毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要を把握できる。
5.英語の技術報告,専門教科書を読むことができる。
13週 技術・科学 英語表現-Lesson4 ④.毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要を把握できる。
5.英語の技術報告,専門教科書を読むことができる。
14週 技術・科学 英語表現-Lesson5 ④.毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要を把握できる。
5.英語の技術報告,専門教科書を読むことができる。
15週 技術・科学 英語表現-Lesson6 ④.毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要を把握できる。
5.英語の技術報告,専門教科書を読むことができる。
16週 期末試験 到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語の発音記号を見て、発音できる。2
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。2
英語運用能力の基礎固め平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000