到達目標
1 順次処理,分岐処理,反復処理を理解し,アルゴリズムを構築することができる。
2 基本的なプログラムを作成することができる。
3 運動機構を理解し,筐体を製作することができる。
4 互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。
5 報告書を作成することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 順次処理,分岐処理,反復処理を十分に理解し,アルゴリズムを適切に構築することができる。 | 順次処理,分岐処理,反復処理を理解し,アルゴリズムを構築することができる。 | 順次処理,分岐処理,反復処理を理解していなかったり,アルゴリズムを構築することができない。 |
評価項目2 | 基本的なプログラムを適切に作成することができる。 | 基本的なプログラムを作成することができる。 | 基本的なプログラムを作成することができない。 |
評価項目3 | 運動機構を十分に理解し,筐体を適切に製作することができる。 | 運動機構を理解し,筐体を製作することができる。 | 運動機構を理解していなかったり,筐体を製作することができない。 |
評価項目4 | 十分に互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,適切な試運転により調整することができる。 | 互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。 | 互いにアイデアを出しあうことができなかったり,ライントレーサーを共同作業により開発することができない.また,試運転により調整することができるない。 |
評価項目5 | 内容を十分に理解して,適切な報告書を作成することができる。 | 内容を理解して,報告書を作成することができる。 | 内容を理解していなかったり,報告書を作成することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
メカトロニクス技術者にとって重要なことは,製品開発等において,機械分野,電気電子分野,情報分野,計測制御分野といった複合的な視点で考察できることである。本科目では,LEGO MINDSTORMS と呼ばれるロボット開発教材を利用した課題解決型授業を通じて,複合的な視点でライントレーサーを開発し,メカトロニクス技術の基礎を学習する。
授業の進め方・方法:
【授業方法】
2 名を基本とした班を構成し,ライントレーサーを共同作業により開発する。
ライントレーサーの筐体は LEGO MINDSTORMS により製作する。ライントレーサーを動かすためのプログラミングソフトウェアは,前半は,初学者にとって使いやすいビジュアルプログラミング言語である「EV3 ソフトウェア」を使用する。そして,後半は,C 言語に準拠したテキスト記述型プログラミング言語である「ROBOTC」を使用する。
【学習方法】
共同作業によりライントレーサーの開発を進めていくこと。
専門学科 AL の時間を活用すること。
毎週,作業報告書を提出すること。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
定期試験は実施しない。競技結果(70%)とレポートの評価(30%)との合計をもって総合成績とする。到達目標に基づき,各項目の理解の到達度の評価基準とする。
【備考】
各週の授業の開始前までに前週の作業報告書を提出する。
独創性,創造性が高いライントレーサーを開発した場合にはボーナス点を加点する。
報告書などの提出が期限を守れなかった場合は減点する。これ以外にも,部品忘れや実習にふさわしくない行為があった場合は,適宜,減点する。
本科目が不可(F 評価)の場合,進級できない。
S 棟の CAD/CAM 教室で授業を実施する。
【教員の連絡先】
研究室 A棟2階(A-206)
内線電話 8959
e-mail: kawataアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること。)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバス内容の説明 ソフトウェアのインストールと動作確認 |
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2週 |
ライントレーサーの競技説明 自動制御の三要素 |
3
|
3週 |
プログラミングにおける 3 つの基本処理 EV3 ソフトウェアを利用した基本処理のプログラミング |
1,2
|
4週 |
LEGO ロボットの組み立て練習 障害物回避のプログラム |
3
|
5週 |
コース作成 ライントレーサーの動作原理 |
1,2
|
6週 |
MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 |
2,3,4
|
7週 |
MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 |
2,3,4
|
8週 |
MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 |
2,3,4
|
2ndQ |
9週 |
MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 |
2,3,4
|
10週 |
MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 |
2,3,4
|
11週 |
MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 報告書作成方法の説明 |
2,3,4,5
|
12週 |
MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 報告書作成方法の説明 |
2,3,4,5
|
13週 |
競技会 |
2,3,4
|
14週 |
競技会 部品整理 報告書作成 |
2,3,4,5
|
15週 |
部品整理 報告書作成 |
5
|
16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 70 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 70 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |