メカトロニクス演習Ⅰ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 メカトロニクス演習Ⅰ
科目番号 0069 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:必要に応じて資料を配布する。
担当教員 川田 昌克

到達目標

1 順次処理,分岐処理,反復処理を理解し,アルゴリズムを構築することができる。
2 基本的なプログラムを作成することができる。
3 運動機構を理解し,筐体を製作することができる。
4 互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。
5 報告書を作成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1順次処理,分岐処理,反復処理を十分に理解し,アルゴリズムを適切に構築することができる。順次処理,分岐処理,反復処理を理解し,アルゴリズムを構築することができる。順次処理,分岐処理,反復処理を理解していなかったり,アルゴリズムを構築することができない。
評価項目2基本的なプログラムを適切に作成することができる。基本的なプログラムを作成することができる。基本的なプログラムを作成することができない。
評価項目3運動機構を十分に理解し,筐体を適切に製作することができる。運動機構を理解し,筐体を製作することができる。運動機構を理解していなかったり,筐体を製作することができない。
評価項目4十分に互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,適切な試運転により調整することができる。互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。互いにアイデアを出しあうことができなかったり,ライントレーサーを共同作業により開発することができない.また,試運転により調整することができるない。
評価項目5内容を十分に理解して,適切な報告書を作成することができる。内容を理解して,報告書を作成することができる。内容を理解していなかったり,報告書を作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
メカトロニクス技術者にとって重要なことは,製品開発等において,機械分野,電気電子分野,情報分野,計測制御分野といった複合的な視点で考察できることである。本科目では,LEGO MINDSTORMS と呼ばれるロボット開発教材を利用した課題解決型授業を通じて,複合的な視点でライントレーサーを開発し,メカトロニクス技術の基礎を学習する。

授業の進め方・方法:
2 名を基本とした班を構成し,ライントレーサーを共同作業により開発する。
ライントレーサーの筐体は LEGO MINDSTORMS により製作する。ライントレーサーを動かすためのプログラミングソフトウェアは,前半は,初学者にとって使いやすいビジュアルプログラミング言語である「EV3 ソフトウェア」を使用する。そして,後半は,C 言語に準拠したテキスト記述型プログラミング言語である「ROBOTC」を使用する。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
定期試験は実施しない。競技結果(70%)とレポートの評価(30%)との合計をもって総合成績とする。到達目標に基づき,各項目の理解の到達度の評価基準とする。

【備考】
各週の授業の開始前までに前週の作業報告書を提出する。
独創性,創造性が高いライントレーサーを開発した場合にはボーナス点を加点する。
報告書などの提出が期限を守れなかった場合は減点する。これ以外にも,部品忘れや実習にふさわしくない行為があった場合は,適宜,減点する。
本科目が不可(F 評価)の場合,進級できない。
S 棟の CAD/CAM 教室で授業を実施する。

【教員の連絡先】
研究室 A棟2階(A-202)
内線電話 8959
e-mail: kawataアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,EV3 ソフトウェアによるプログラミングの基礎(順次処理,条件分岐,反復処理) 1 順次処理,分岐処理,反復処理を理解し,アルゴリズムを構築することができる。
2 基本的なプログラムを作成することができる。
2週 筐体製作練習
報告書作成方法の説明
3 運動機構を理解し,筐体を製作することができる。
5 報告書を作成することができる。
3週 EV3 ソフトウェアと LEGO MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 4 互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。
4週 EV3 ソフトウェアと LEGO MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 4 互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。
5週 EV3 ソフトウェアと LEGO MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 4 互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。
6週 EV3 ソフトウェアと LEGO MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 4 互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。
7週 競技会 4 互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。
5 報告書を作成することができる。
8週 前半のまとめ 5 報告書を作成することができる。
2ndQ
9週 ROBOTC プログラミングの基礎 1 順次処理,分岐処理,反復処理を理解し,アルゴリズムを構築することができる。
2 基本的なプログラムを作成することができる。
10週 同上 同上
11週 ROBOTC と LEGO MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 4 互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。
12週 ROBOTC と LEGO MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 4 互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。
13週 ROBOTC と LEGO MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 4 互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。
14週 ROBOTC と LEGO MINDSTORMS を利用したライントレーサー開発 4 互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。
15週 競技会 4 互いにアイデアを出しあってライントレーサーを共同作業により開発し,試運転により調整することができる。
5 報告書を作成することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合07000300100
基礎的能力0000000
専門的能力07000300100
分野横断的能力0000000