計算機工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 計算機工学Ⅱ
科目番号 0117 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 鷹合大輔,田村修「組込み開発のための実践的プログラミング」(近代科学社)/ 8ビットマイコンボードEMB-88
担当教員 藤司 純一

到達目標

1 データシートを理解し,8ビットマイコンの基本的な機能を使いこなせる。
2 組込みシステムにおけるフレームワークを理解し,使いこなせる。
3 8ビットマイコンの基本的な機能を応用できる。
4 組込みシステムにおけるモデルベース開発の基本を理解し,実践できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1データシートを十分理解し,8ビットマイコンの基本的な機能を使いこなせる。データシートを理解し,8ビットマイコンの基本的な機能を使いこなせる。データシートを理解しておらず,8ビットマイコンの基本的な機能を使いこなせない。
評価項目2組込みシステムにおけるフレームワークを十分理解し,応用できる。組込みシステムにおけるフレームワークを理解し,使いこなせる。組込みシステムにおけるフレームワークを理解しておらず,使いこなせない。
評価項目38ビットマイコンの基本的な機能の応用を自ら考えることができる。8ビットマイコンの基本的な機能を応用できる。8ビットマイコンの基本的な機能を応用できない。
評価項目4組込みシステムにおけるモデルベース開発の基本を十分理解し,実践できる。組込みシステムにおけるモデルベース開発の基本を理解し,実践できる。組込みシステムにおけるモデルベース開発の基本を理解しておらず,実践できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
組込みシステムとは,装置や機器に組み込まれた,それらを制御するコンピュータシステムのことである。モータやセンサを使う機器の製作には,組込みシステムの理解が必須である。そこで本科目では,8ビットマイコンへのC言語プログラミング演習を通して,組込みシステム開発の理解を目的とする。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
演習を中心に授業を進める。教材用マイコン基板を用いて,8ビットマイコンによるC言語プログラミングの基本を学ぶ。講義の間に,重要な内容について学生に質問して確認する。

【学習方法】
教材用マイコン基板を用いた演習を行う。また講義内容の理解を深めるために,適宜自己学習のためプログラミング課題を与えて提出を求める。

参考書:
Dustin Boswell,Trevor Foucher 著,角 征典 訳「リーダブルコード」(オーム社)
渡辺 登,牧野 進二「組込みエンジニアの教科書」(シーアンドアール研究所)

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
 毎回の定期試験を行い,その平均点で定期試験結果を評価する(60%)。定期試験の時間は50分とする。その他,演習課題(30%)および個別質問の回答状況等を加味(10%)し,各到達目標の達成度を確認して成績評価をする。

【備考】
教材用マイコン基板であるEMB-88を必ず持参すること。

【教員の連絡先】
研 究 室 A棟3階 (A-320)
内線電話 8951
e-mail:  j.toujiアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること。)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 データシートの読み方 ディジタル入出力/割り込み
2週 データシートの読み方 PWM/AD変換 
3週 フレームワーク
4週 イベント駆動
5週 複数のサーボモータを駆動
6週 スリープモード
7週 演習
8週 中間試験
4thQ
9週 仕様書の書き方,設計の流れ
10週 ステートマシン
11週 ステートマシン
12週 テスト技法
13週 自由課題 1,3,4
14週 自由課題 1,3,4
15週 総合演習
16週 (15 週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合601000300100
基礎的能力0000000
専門的能力601000300100
分野横断的能力0000000