電子工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電子工学Ⅰ
科目番号 0147 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 大類 重範 著「アナログ電子回路」(日本理工出版会)/末武 国弘 監修,松下電器工学院 編著「基礎電子工学 電子回路編Ⅰ」(廣済堂出版)/家村 道夫 監修,家村 道夫 他 共著,「入門 電子回路 アナログ編」(オーム社)
担当教員 清原 修二

到達目標

1 ダイオードの基本的特性を説明できる。
2 トランジスタの基本的特性を説明できる。
3 トランジスタの増幅機能を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ダイオードの基本的特性を説明することができる。ダイオードの基本的特性の一部を説明できる。ダイオードの基本的特性を説明できない。
評価項目2トランジスタの基本的特性を説明することができる。トランジスタの特性の一部を説明できる。トランジスタの基本的特性を説明できない。
評価項目3トランジスタの増幅機能を説明することができる。トランジスタの増幅機能の一部を説明できる。トランジスタの増幅機能を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータ,ロボット,テレビ,携帯電話など身の回りの電気製品は全て電子回路で動作している。電子回路を構成する最も基本的な部品がダイオードとトランジスタである。この授業では電子回路の基礎知識について学習する。
授業の進め方・方法:
講義を中心に授業を進めていく。主に黒板を使用して内容を詳しく説明する。重要な内容について適宜学生に質問する。内容によっては,図やスライドを用いて視覚的に説明する。講義内容の理解を深めるため,適宜演習問題やレポート課題を与える。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
中間・期末試験(70%),演習・レポート等(30%)を評価方法とする。
到達目標の各項目について,理解や計算の到達度を評価基準とする。毎回,演習を行うので関数電卓と定規を持参すること。再レポートになった場合,修正して1週間後に再提出すること。

【備考】
毎週,関数電卓と定規を持参すること。

【教員の連絡先】
研 究 室 A棟3階(A-320)
内線電話 8951
e-mail: kiyoharaアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,電子回路の種類と学習方法 1 ダイオードの基本的特性を説明できる。
2週 物質の構造と電気伝導 1 ダイオードの基本的特性を説明できる。
3週 半導体とは 1 ダイオードの基本的特性を説明できる。
4週 ダイオードの原理と特性 1 ダイオードの基本的特性を説明できる。
5週 簡単なダイオード回路 1 ダイオードの基本的特性を説明できる。
6週 定電圧ダイオードと発光ダイオード 1 ダイオードの基本的特性を説明できる。
7週 トランジスタの種類と動作原理 1 ダイオードの基本的特性を説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 中間試験問題の解説 1 ダイオードの基本的特性を説明できる。
10週 トランジスタの基本回路 2 トランジスタの基本的特性を説明できる。
11週 トランジスタの静特性 2 トランジスタの基本的特性を説明できる。
12週 トランジスタの増幅作用:バイアスと動作点 2 トランジスタの基本的特性を説明できる。
13週 電流増幅と電圧増幅 3 トランジスタの増幅機能を説明できる。
14週 負荷線 3 トランジスタの増幅機能を説明できる。
15週 学習のまとめと演習問題 2 トランジスタの基本的特性を説明できる。
3 トランジスタの増幅機能を説明できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路ダイオードの特徴を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。3前10,前11,前14,前15
電子工学電子の電荷量や質量などの基本性質を説明できる。3前1,前2
原子の構造を説明できる。3
金属の電気的性質を説明し、移動度や導電率の計算ができる。3
真性半導体と不純物半導体を説明できる。3前3
半導体のエネルギーバンド図を説明できる。3前3
pn接合の構造を理解し、エネルギーバンド図を用いてpn接合の電流―電圧特性を説明できる。3前4,前5,前10,前11,前14
バイポーラトランジスタの構造を理解し、エネルギーバンド図を用いてバイポーラトランジスタの静特性を説明できる。3前10,前11,前14,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000