力学Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 力学Ⅱ
科目番号 0153 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 F. P. Beer, E. R. Johnston, Jr. 共著,長谷川 節訳:「工学のための力学(上)」(工業数学研究会)
担当教員 野間 正泰

到達目標

① 力のモーメントの意味を理解し,計算できる。
② 偶力の意味を理解し,偶力のモーメントを計算できる。
3 物体の図心を求めることができる。
4 回転体の表面積および体積が計算できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1力のモーメントの意味を十分に理解し,計算できる。力のモーメントの意味を理解し,計算できる。力のモーメントの意味を理解しておらず,計算できない。
評価項目2偶力の意味を十分に理解し,偶力のモーメントを計算できる。偶力の意味を理解し,偶力のモーメントを計算できる。偶力の意味を理解しておらず,偶力のモーメントを計算できない。
評価項目3物体の図心を十分に求めることができる。物体の図心を求めることができる。物体の図心を求めることができない。
評価項目4回転体の表面積および体積が十分に計算できる。回転体の表面積および体積が計算できる。回転体の表面積および体積が計算できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ベクトル解析の初歩を学んだ後,材料力学,水力学,ロボット工学などを履修する際の基本となるベクトル静力学の基礎について学習する。
授業の進め方・方法:
電卓,定規を持参すること。講義内容は,必ずノートに書くこと。
注意点:
中間・期末の2回の定期試験を行う。試験の平均点(70%)および宿題(30%)で総合成績を評価する。到達目標に基づき,力および偶力のモーメント,物体の図心の理解の程度を到達度の評価基準とする。

研 究 室  B棟2階非常勤講師室

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,静力学の基礎(力の定義,合成と分解) ① 力のモーメントの意味を理解し,計算できる。
2週 静力学の基礎(単位ベクトル,方向余弦,力のモーメント) ① 力のモーメントの意味を理解し,計算できる。
3週 Varignon の定理,力のモーメントの直角成分 ① 力のモーメントの意味を理解し,計算できる。
4週 ベクトルのスカラー積・混合3重積 ① 力のモーメントの意味を理解し,計算できる。
5週 与えられた軸まわりの力のモーメント ② 偶力の意味を理解し,偶力のモーメントを計算できる。
6週 偶力のモーメント,偶力の加法 ② 偶力の意味を理解し,偶力のモーメントを計算できる。
7週 力-偶力系 ② 偶力の意味を理解し,偶力のモーメントを計算できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 力の釣り合い ① 力のモーメントの意味を理解し,計算できる。
10週 2次元物体の重心 3 物体の図心を求めることができる。
11週 合成板の重心(図形の図心) 3 物体の図心を求めることができる。
12週 合成針金の重心(線分の図心) 3 物体の図心を求めることができる。
13週 積分による図心の決定 3 物体の図心を求めることができる。
14週 Pappus - Guldinus の定理 4 回転体の表面積および体積が計算できる。
15週 演習問題,まとめ 3 物体の図心を求めることができる。
4 回転体の表面積および体積が計算できる。
16週 前期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学力のモーメントの意味を理解し、計算できる。3
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000