技術英語Ⅰ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 技術英語Ⅰ
科目番号 0187 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教材 :必要に応じて資料を配付する。 / 参考書:小沢昭弥著「実用英語」 (東京化学同人) / 補助教材:http://www.maizuru-ct.ac.jp/control/okumura/index0.html
担当教員 奥村 幸彦

到達目標

① 英語の標準的な発音を聴き,音を模倣しながら発声できる。
2 自力で留学,旅行(ホテルの予約やアポイントメントなど)の手続きが行うことができる。
③ 自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。
4 基本的な文法を用いた工学的な文章を読解できる。
⑤ 中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1① 英語の標準的な発音を聴き,音を模倣しながら確実に発声できる。英語の標準的な発音を聴き,音を模倣しながら発声できる。英語の標準的な発音を聴き,音を模倣しながら発声できない。
評価項目22 自力で留学,旅行(ホテルの予約やアポイントメントなど)の手続きが行うことができる。留学,旅行(ホテルの予約やアポイントメントなど)の手続きを何とかできる。自力で留学,旅行(ホテルの予約やアポイントメントなど)の手続きが行うことができない。
評価項目3③ 自分の専門に関する基本的な語彙を十分に習得している。自分の専門に関する基本的な語彙を習得している。自分の専門に関する基本的な語彙を習得していない。
評価項目44 基本的な文法を用いた工学的な文章を十分に読解できる。基本的な文法を用いた工学的な文章を読解できる。基本的な文法を用いた工学的な文章を読解できない。
評価項目5⑤ 中学校で既習の文法事項や構文が十分に定着している。中学校で既習の文法事項や構文が定着している。中学校で既習の文法事項や構文が定着していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.常識的な専門用語の理解と技術英文によく使われる基本的な構文についてマスターする。
2.技術論文,学会,ミーティング,留学,旅行に必要な実用的な英語の使い方について学習する。

【Course Objectives】
1. To teach the student the skills necessary for reading English through accurate identification of technical word meanings and grammatical structures.
2. To teach the student practical English communication skills through the simulated experience of business meetings, conferences, study abroad and international travel.
授業の進め方・方法:
授業前半は講義形式で説明していく。その中で,皆さんに質問するので,はっきりと自分の意見を述べて欲しい。授業の後半では講義内容の理解をより深めるために,演習問題や課題を毎回与える。
授業ではわからない箇所を躊躇せずに質問してほしい(対話を重視しながら授業を進めます)。帰宅後は,英語にできる限り触れること,および演習問題等を自力で解けるように努力して下さい。
注意点:
辞書を持ってくること。
中間,期末試験を合わせて,50分の定期試験を2回行う。
【成績の評価方法・評価基準】
 2回の試験の点数で成績を評価する。(70%)それに加えて,リポートと演習問題の提出状況,および授業での課題発表の結果を考慮して総合的に評価する(30%)。到達目標に基づき,工学的な英語文章の読解,到達目標1のためのメール作成や読解,技術報告および技術論文の表現方法についての到達度を評価基準とする。

【学生へのメッセージ】
 日産自動車㈱の本社では,ゴーンCEO(最高経営責任者)の下,社内での標準語が英語になりました。また,多くの企業で現在,社員の英語教育を積極的に行っています。よく考えれば,企業全体の27.0%が海外進出をし,特に『製造』においては4 割を超える状況になりました(2014年度のデータ)。日本国内だけで製品が多量に売れることももはやなくなりました。さらに、世界の1/3以上の人々の言語が英語ですし,インターネット上の情報は80%以上が英語表記の情報です。英語の使用は確実に技術者にも急速に押し寄せてきており,「技術者にとって英語が必須の時代」がやってくると思われます。本講でも,できるだけ実用的な専門英語を補強してもらうように,上記のような内容を設定しました。興味ある方は是非とも受講してください。

教 員 名 奥村 幸彦
研 究 室 A棟3階(A-316)
内線電話 8954
e-mail: okumura@maizuru-ct.ac.jp

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明、音を考えることから入る英語発音学習法
アメリカ人の発音を考える / 聞き取れない理由
/ 英語を聞く際の注意
① 英語の標準的な発音を聴き,音を模倣しながら発声できる。
2週 科学用語の発音の仕方(化学元素、工具、日常用語)
数量と少数,分数の表現,数式と複雑な数式の読み方
① 英語の標準的な発音を聴き,音を模倣しながら発声できる。
3週 技術論文を読む(Reading 配布資料)
練習問題(課題の提出)
③ 自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。
4週 出張,留学,海外旅行の知恵,入国、出国するときの手続き
電子メールによるアポイントメント,アジェンダの確認および依頼
① 英語の標準的な発音を聴き,音を模倣しながら発声できる。
2 自力で留学,旅行(ホテルの予約やアポイントメントなど)の手続きが行うことができる。
5週 海外旅行中の電話と表現
旅行中の急病と事故
① 英語の標準的な発音を聴き,音を模倣しながら発声できる。
2 自力で留学,旅行(ホテルの予約やアポイントメントなど)の手続きが行うことができる。
6週 学会に出席する。企業を訪問する。
Reconfirmation :予約便の再確認
会社,研究所,大学を訪問した時のお礼の言い方(電子メール例も含
む),Fair Exchange について。復習および演習課題。
① 英語の標準的な発音を聴き,音を模倣しながら発声できる。
2 自力で留学,旅行(ホテルの予約やアポイントメントなど)の手続きが行うことができる。
7週 理工系表現の演習(英文法の復習も含む)
正確な文章の書き方
③ 自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。
8週 ★前期中間試験
2ndQ
9週 テスト返却、
「問題点」の表現,「研究の立場とその背景」の表現
① 英語の標準的な発音を聴き,音を模倣しながら発声できる。
2 自力で留学,旅行(ホテルの予約やアポイントメントなど)の手続きが行うことができる。
③ 自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。
10週 「目的」の表現,「意義・重要性」の表現
「実験装置,手順」の表現,「手段・方法」の表現
③ 自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。
4 基本的な文法を用いた工学的な文章を読解できる。
11週 「可能・能力」の表現,「使用」の表現
「結果,結果の特徴」の表現
③ 自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。
4 基本的な文法を用いた工学的な文章を読解できる。
12週 「変化,比較,相違,影響,関係」の表現
「肯定」,「否定」,「仮定」の表現
③ 自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。
4 基本的な文法を用いた工学的な文章を読解できる。
13週 「考察」の表現
「原因」の表現,「理由」の表現
「因果関係」の表現
③ 自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。
4 基本的な文法を用いた工学的な文章を読解できる。
14週 演習課題:名詞→動詞的表現,名詞→形容詞的表現にする練習
演習課題:節→形容詞句にする練習
4 基本的な文法を用いた工学的な文章を読解できる。
⑤ 中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。
15週 One point advice: 自動詞と他動詞に注意して作文する。
第5文型の復習と活用法
4 基本的な文法を用いた工学的な文章を読解できる。
⑤ 中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。
16週 ★前期期末試験 前期期末試験返却,到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。2
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000