概要:
1.計測工学と測定方法の基礎理論を理解する。
2.物理量および物理現象の計測方法を理解する。
【Course Objectives】
1. Understanding of fundamental theory of instrumentation engineering and measurement methods.
2. Understanding of measurement methods of physical quantity and physical phenomena.
授業の進め方・方法:
授業前半は板書を中心とした講義形式で説明していく。その中で,常に皆さんに質問するのではっきりと自分の意見を述べて欲しい。授業の後半では、講義内容の理解をより深めるために演習問題を与える。解答の提出を求めます。
【学習方法】
事前にシラバスを見て該当箇所を読み,疑問点を明確にしておくことが望ましい。授業ではわからない箇所を躊躇せずに質問してほしい(対話を重視しながら授業を進めます)。また,帰宅後は再度ノートを中心に見直し,演習問題を自力で解けるように練習を繰り返すことを求めます。
注意点:
電卓,定規を持参すること。
【定期試験の実施方法】
2回の試験を行う。時間は50分とする。
持ち込みは電卓,定規を可とする。
【成績の評価方法・評価基準】
2回の試験の平均値で成績を評価する(70%)。それに加えて,リポート(3回/半期)の提出状況と演習問題の等の結果(30%)を考慮して総合的に評価する。
【学生へのメッセージ】
「計測工学」という名称は,大学の学科名にも用いられているように非常に応用範囲が広い。
計測工学は,工学問題を具体的に解決するための諸量の計量化ツールを提供するものであり,今日までいろいろな計測法や計測機器が開発されている。古くても今なお有効な手法(原理)もあり,新たな先端技術を利用したものが利用されている。計測工学から工学のアイデアを考える楽しさを味わってほしい。
教 員 名 奥村 幸彦
研 究 室 A棟3階(A-316)
内線電話 8954
e-mail:okumura@maizuru-ct.ac.jp
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 熱流体 | 黒体の定義を説明できる。 | 3 | |
プランクの法則、ステファン・ボルツマンの法則、ウィーンの変位則を説明できる。 | 3 | |
単色ふく射率および全ふく射率を説明できる。 | 3 | |
液柱計やマノメーターを用いた圧力計測について問題を解くことができる。 | 3 | |
質量保存則と連続の式を説明できる。 | 3 | |
ピトー管、ベンチュリー管、オリフィスを用いた流量や流速の測定原理を説明できる。 | 3 | |
連続の式を理解し、諸問題の流速と流量を計算できる。 | 3 | |
ベルヌーイの式を理解し、流体の諸問題に適用できる。 | 3 | |
計測制御 | 測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。 | 3 | |
国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。 | 3 | |
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。 | 3 | |
電気・電子系分野 | 計測 | 計測方法の分類(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測)を説明できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前7,前9,前10,前11,前12,前13 |
ブリッジ回路を用いたインピーダンスの測定原理を説明できる。 | 3 | 前6 |
有効電力、無効電力、力率の測定原理とその方法を説明できる。 | 3 | |
電力量の測定原理を説明できる。 | 3 | |