情報処理Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 情報処理Ⅱ
科目番号 0012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「工学のためのVBAプログラミング基礎」村木正芳著 (東京電機大学出版) ,教材:プリントを配布する.参考書:「今すぐ使えるかんたんExcelマクロ&VBA[改訂新版]」門脇香奈子著(技術評論社),「入門者のExcel VBA」立山秀利著(講談社),「実例で学ぶExcel VBA」立山秀利著(講談社)
担当教員 渡部 昌弘

到達目標

①セルの操作と変数を使うことができる
②分岐・繰り返しを用いて,効率的な処理ができる
③配列・プロシージャを用いたプログラミングができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1セルの操作と変数を使うことが充分にできるセルの操作と変数を使うことができるセルの操作と変数を使うことができない
評価項目2分岐・繰り返しを用いて,効率的な処理ができる分岐・繰り返しを用いた処理ができる分岐・繰り返しを用いて,効率的な処理ができない
評価項目3配列・プロシージャを用いたプログラミングが充分にできる配列・プロシージャを用いたプログラミングができる配列・プロシージャを用いたプログラミングができない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
【授業目的】:本科目は,VBAを用いたプログラミングについて,その基礎的な構造を理解するために,講義と演習を行う.パソコンを用いた実習課題を随時実施して理解を深める.
【Course Objectives】:Students will study programing with VBA (Visual Basic for Application) to understand its basic structures. Students will attend lectures and exercises with computers.

授業の進め方・方法:
【授業方法】:中間・期末の2回の試験を行う。 期末試験には中間試験の範囲からも出題する。
【定期試験の実施方法】:中間・期末の2回の定期試験を行う。試験時間は50分とする。
注意点:
【履修上の注意】:授業はマルチメディア教室で行う。
【学習方法】:
1.事前にシラバスを見て、教科書の当該箇所を読んでおく
2.黒板またはスライドの説明はノートにとる
3.演習や課題では、プログラムの構成を整理し,自分で考えながら臨む
【学生へのメッセージ】:VBAによるプログラムは,建築に関わる各種計算・数値解析に用いられています.汎用CADソフトの中にもVBAによる処理が可能なものもあります.VBAによるプログラミングでは、表計算(Excel)と連携させ,これを効果的に用いることで,データを処理することができる特徴があります.
 プログラミングには様々な言語がありますが,VBAはExcelと効率的に連携でき,計算結果もExcel上で視覚的に捉えることが可能になります.適時必要なプログラムを書けるようになると,意匠・計画・環境・構造の分野を問わず,応用範囲が大きく拡がります.
 本講義では,このVBAを用いたプログラミングの基礎を学びます.使用する言語は情報処理Iで学ぶBasic言語ですから,適宜復習して下さい.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明,VBAの基本操作 ①セルの操作と変数を使うことができる
2週 セルの操作と変数 ①セルの操作と変数を使うことができる
3週 セルの操作と変数 ①セルの操作と変数を使うことができる
4週 簡単な計算とプログラムの流れ ①セルの操作と変数を使うことができる
5週 分岐処理 ②分岐・繰り返しを用いて,効率的な処理ができる
6週 分岐処理 ②分岐・繰り返しを用いて,効率的な処理ができる
7週 演習 ①セルの操作と変数を使うことができる
②分岐・繰り返しを用いて,効率的な処理ができる
8週 前期中間試験 ①セルの操作と変数を使うことができる
②分岐・繰り返しを用いて,効率的な処理ができる
2ndQ
9週 繰り返し処理 ②分岐・繰り返しを用いて,効率的な処理ができる
10週 繰り返し処理 ②分岐・繰り返しを用いて,効率的な処理ができる
11週 配列 ③配列・プロシージャを用いたプログラミングができる
12週 配列 ③配列・プロシージャを用いたプログラミングができる
13週 プロシージャ ③配列・プロシージャを用いたプログラミングができる
14週 プロシージャ ③配列・プロシージャを用いたプログラミングができる
15週 総合演習 ①セルの操作と変数を使うことができる
②分岐・繰り返しを用いて,効率的な処理ができる
③配列・プロシージャを用いたプログラミングができる
16週 前期期末試験 ①セルの操作と変数を使うことができる
②分岐・繰り返しを用いて,効率的な処理ができる
③配列・プロシージャを用いたプログラミングができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野情報処理プログラム言語の利用法について説明できる。2前1,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
アルゴリズムとフローチャートについて説明できる。2前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
コンピュータを用いたデータ処理方法について説明でき、簡単なデータ処理ができる。2前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
建築系分野情報処理フローチャートについて説明できる。2前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
コンピュータを用いたデータ処理方法について説明でき、簡単なデータ処理ができる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合65000350100
基礎的能力65000350100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000