概要:
設計された建築物を,力学的・材料学的に成り立たせるための根拠が建築構造であり,本講義では,建築構造について幅広い知識を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
【授業方法】
授業は,教科書とスライド(パワーポイント)を併用して進める。スライドは配付資料(PDF)にして毎回事前にmoodleにアップロードするので,各自プリントアウトして持参すること。空欄に書き込む形式となるため印刷サイズには注意すること。
レポート課題は2種類出題するが,これらは連続性のある課題であるため,必ず両方とも提出すること。
【学習方法】
授業内容を配布プリントに書き込み,自学自習に用いること。
予習は必要ないが,各自で教科書を読み進めてもよい。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
中間・期末計2 回の定期試験(80%)とレポート等(20%)により総合評価する。試験時間は50分とする。到達目標に基づき,各種建築構造を分類し,それらの内容を理解し説明できること,更に地震対策について理解していることをもって評価の基準とする。
【教員の連絡先】
研 究 室 A棟2階(A-208)
内線電話 8981
e-mail: m.watabe アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 材料 | 建築材料の変遷や発展について説明できる。 | 3 | 後2,後7,後8,後9,後10,後16 |
建築材料の規格・要求性能について説明することができる。 | 3 | 後7,後8,後9,後10,後16 |
木材の種類について説明できる。 | 3 | 後7,後8,後9,後10,後16 |
木材の成長と組織形成から、物理的性質の違いについて説明できる。 | 3 | 後7,後8,後9,後10,後16 |
傷(節など)について説明できる。 | 3 | 後7,後8,後9,後10,後16 |
耐久性(例えば腐れ、枯渇、虫害など)について説明できる。 | 3 | 後7,後8,後9,後10,後16 |
耐火性について説明できる。 | 3 | 後7,後8,後9,後10,後16 |
近年の木材工業製品(集成材、積層材など)の種類について説明できる。 | 3 | 後7,後8,後9,後10,後11,後12,後16 |
セメントの製造方法(廃棄物の利用も含む)について説明できる。 | 3 | 後7,後8,後9,後10,後16 |
コンクリートの調合のうち、水セメント比の計算ができる。 | 3 | 後7,後8,後9,後10,後16 |
耐久性(例えば中性化、収縮、凍害、塩害など)について現象名をあげることができる。 | 3 | 後7,後8,後9,後10,後16 |
鋼材の応力~ひずみ関係について説明でき、その特異点(比例限界、弾性限界、上降伏点、下降伏点、最大荷重、破断点など)の特定と性質について説明できる。 | 3 | 後7,後8,後9,後10,後16 |
構造 | 木構造の特徴・構造形式について説明できる。 | 3 | 後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
木材の接合について説明できる。 | 3 | 後7,後8,後9,後10,後11,後12,後16 |
S造の特徴・構造形式について説明できる。 | 3 | 後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
鉄筋コンクリート造(ラーメン構造、壁式構造、プレストレストコンクリート構造など)の特徴・構造形式について説明できる。 | 3 | 後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |