地盤工学ⅠB

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 地盤工学ⅠB
科目番号 0025 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 赤木知之著「土質工学」(コロナ社)
担当教員 加登 文学

到達目標

1 地盤内応力や有効応力について理解している。
2 圧密による地盤の変形について理解している。
3 圧密について理解し,圧密量や圧密時間を計算できる。
4 土のせん断について理解し,破壊基準を説明できる。
5 砂質土と粘性土のせん断特性を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地盤内応力や有効応力について理解し,説明できる。地盤内応力や有効応力について理解している。地盤内応力や有効応力について理解していない。
評価項目2圧密による地盤の変形について理解し,説明できる。圧密による地盤の変形について理解している。圧密による地盤の変形について説明できない。
評価項目3圧密について理解し,圧密量や圧密時間を計算できる。圧密について理解し,基本的な圧密量や圧密時間を計算できる。圧密について理解し,圧密量や圧密時間を計算できない。
評価項目4土のせん断について理解し,破壊基準を説明できる。土のせん断の基本について理解し,破壊基準を説明できる。土のせん断について理解していない。
評価項目5砂質土と粘性土のせん断特性を理解し,説明できる。砂質土と粘性土のせん断特性を理解している。砂質土と粘性土のせん断特性を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (ⅱ-a1) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (ⅱ-c3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
構造物の建設によって生じる土の諸特性を見極めることは建設技術上きわめて重要である。本講では,土の基本的な性質を理解した後に,構造物の設計・施工に応用する原理や技術を学習する。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
講義を中心として進める。随時,授業中に演習課題を行う。

【学習方法】
教科書や授業中の演習課題を中心に学習すること。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
中間および期末試験を実施する。時間は50分とする。持ち込みは電卓を可とする。試験の平均点(50%),課題の評価(50%)で成績を評価する。到達目標に基づき,1~5の各項目の到達度を評価基準とする。

【備考】
毎週,電卓を持参すること。

【教員の連絡先】
研 究 室 A-215
内線電話 8895
e-mail: kato アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 地盤内の応力(土の自重による応力)
2週 地盤内の応力(上載荷重による地盤内応力)
3週 圧密(土の圧密現象)
4週 圧密(圧密の時間経過とその理論)
5週 圧密(圧密試験と整理法)
6週 圧密(地盤の圧密沈下量および圧密沈下時間の推定)
7週 圧密(圧密に関連した工法) 2,3
8週 中間試験
4thQ
9週 地盤内の応力(主応力とモールの応力円)
10週 地盤内の応力(主応力とモールの応力円)
11週 土のせん断(土の破壊と強さ)
12週 土のせん断(せん断試験方法)
13週 土のせん断(粘性土のせん断特性)
14週 土のせん断(砂質土のせん断特性)
15週 土のせん断(土の動的特性)
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野地盤土のせん断試験を説明できる。3後11,後12
土のせん断特性を説明できる。3後13,後14,後15
土の破壊規準を説明できる。3後11,後12
地盤内応力を説明できる。3後1,後2,後9,後10
土の圧密現象及び一次元圧密理論について、説明できる。3後4,後5,後6,後7
圧密沈下の計算を説明できる。3後4,後5,後6,後7
有効応力の原理を説明できる。3後1,後2

評価割合

試験発表相互評価実技等ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力0000000
専門的能力50000500100
分野横断的能力0000000