到達目標
1 水の科学を理解し説明できる.
2 汚染物質を説明できる.
3 水の汚染機構を理解し説明できる.
4 公共用水域の管理体系を説明できる.
5 水の浄化技術を理解し説明できる.
6 水問題の現状を説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 水の科学を十分理解し説明できる. | 水の科学を理解し説明できる. | 水の科学を説明できない. |
評価項目2 | 汚染物質を十分に説明できる. | 汚染物質を説明できる. | 汚染物質を説明できない. |
評価項目3 | 水の汚染機構を十分理解し説明できる.
| 水の汚染機構を理解し説明できる.
| 水の汚染機構を理解し説明できない.
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評価項目4 | 公共用水域の管理体系を十分説明できる. | 公共用水域の管理体系を説明できる.
| 公共用水域の管理体系を説明できない.
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評価項目5 | 水の浄化技術を理解し十分説明できる. | 水の浄化技術を理解し説明できる. | 水の浄化技術を理解し説明できるない |
評価項目6 | 水問題の現状を十分説明できる. | 水問題の現状を説明できる. | 水問題の現状を説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この科目は、地方自治体で下水処理場の設計と維持管理を担当していた教員が、その経験をいかして,汚染物質の管理手法について講義形式で授業を行うものである.
【授業目的】
ものつくりのための技術を上流側の技術とすれば,下流側にあるのが汚染物の制御技術である(汚染物は“ものつくりや我々の社会生活に付随して発生する).汚染物の制御ができれば,環境負荷の少ないより良い“ものつくり”が行えることになるし,我々の社会もより住み良いものになる.環境工学は汚染物の制御をテーマとする科目である.現代の環境問題は多岐にわたるが,時間の制約上この授業では水質汚濁について講義する.
【Course Objectives】
Pollution control is inevitable for a process of manufacturing and/or maintaining a healthy living environment. Environmental engineering is to control pollutions. This course focuses on water pollution and air pollution.
授業の進め方・方法:
【授業方法】
環境工学Iは板書による講義とする。講義用ファイルは配布する。
【学習方法】
1きちんとノートをとる。
2演習問題を解く。
3わからない点があれば質問する。
4授業の範囲を超えて知りたい時は,参考図書,インターネット等を活用する。
注意点:
【定期試験の実施方法】
定期試験を実施する。試験時間は50分とする。
【成績の評価方法・評価基準】
成績は定期試験の成績70%,課題に対するレポート30%で評価する。定期試験は,到達目標に対する到達度を評価基準とする。
【課題】時間外学習課題として以下の2点を課す。
(1)水質汚濁の現状評価
(2)水質汚濁負荷解析演習
【教員の連絡先】
研 究 室 B棟3階(B-316)
内線電話 8986
e-mail: shikura アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマーク は@に変えること)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
シラバス内容の説明,環境工学概論 |
1
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2週 |
水俣病 |
1,2,6
|
3週 |
水の科学1 |
1
|
4週 |
水の科学2 |
1
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5週 |
水質指標1 |
2
|
6週 |
水質指標2 |
2
|
7週 |
演習1 |
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
生物学的水質判定 |
2
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10週 |
水質汚濁防止対策1 規制 |
4
|
11週 |
水質汚濁防止対策2 環境基準 |
4
|
12週 |
水質汚濁解析1 汚濁発生源 |
3
|
13週 |
水質汚濁解析2 汚濁機構 |
3
|
14週 |
水質汚濁解析3 解析演習 |
3
|
15週 |
汚濁物質の除去法, 演習2 |
5
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16週 |
(15週の後に期末試験を実施) 期末試験返却・到達度確認 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | 後2 |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | 後2 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 環境 | 水の物性、水の循環を説明できる。 | 3 | 後3,後5 |
水質指標を説明できる。 | 3 | 後3,後5,後6 |
水質汚濁の現状を説明できる。 | 3 | 後5,後10 |
水質汚濁物の発生源と移動過程を説明でき、原単位、発生負荷を含めた計算ができる。 | 3 | 後10,後11 |
水域生態系と水質変換過程(自浄作用、富栄養化、生物濃縮等)について、説明できる。 | 3 | 後10,後11 |
水質汚濁の防止対策・水質管理計画(施策、法規等)を説明できる。 | 3 | 後10,後11 |
物質循環と微生物の関係を説明できる。 | 3 | 後10,後11 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |