コンクリート構造学Ⅰ

科目基礎情報

学校	舞鶴工業高等専門学校	開講年度	令和06年度 (2024年度)
授業科目	コンクリート構造学Ⅰ
科目番号	0041	科目区分	専門 / 必修
授業形態	授業	単位の種別と単位数	履修単位: 1
開設学科	建設システム工学科	対象学年	4
開設期	前期	週時間数	2
教科書/教材	戸川一夫，岡本寛昭，伊藤秀敏，豊福俊英「コンクリート構造工学（第5版）」（森北出版）
担当教員	毛利 聡

到達目標

１　コンクリート構造物の設計方法を理解している。
２　複合材料としてのコンクリート構造を説明できる。
３　使用状態において曲げモーメントを受ける部材の設計ができる。
４　終局状態において曲げモーメントを受ける部材の設計ができる。
５　コンクリート構造物の構造細目（かぶり，あき，定着，継手など）を説明できる。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	コンクリート構造物の設計方法を十分に理解している。	コンクリート構造物の設計方法を理解している。	コンクリート構造物の設計方法を理解していない。
評価項目2	複合材料としてのコンクリート構造を説明できている。	複合材料としてのコンクリート構造を理解できている。	複合材料としてのコンクリート構造を理解できていない。
評価項目3	使用状態において曲げモーメントを受ける部材の設計ができている。	使用状態において曲げモーメントを受ける部材の設計ができている。	使用状態において曲げモーメントを受ける部材の安全性の検討ができていない。
評価項目4	終局状態において曲げモーメントを受ける部材の設計ができている。	終局状態において曲げモーメントを受ける部材の設計ができている。	終局状態において曲げモーメントを受ける部材の安全性の検討ができていない。
評価項目5	コンクリート構造物の構造細目（かぶり，あき，定着，継手など）を説明できている。	コンクリート構造物の構造細目（かぶり，あき，定着，継手など）を理解できている。	コンクリート構造物の構造細目（かぶり，あき，定着，継手など）を理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) （専門分野の基礎知識を修得し，技術の実践に応用できる。）

教育方法等

概要:

この科目は，企業で建築物の施工管理を担当していた教員が，その経験を活かし，鉄筋コンクリート構造の材料特性，力学特性について講義形式で授業を行うものである。

【授業目的】
コンクリートの材料特性，コンクリートと鉄筋の複合作用，鉄筋コンクリート構造の設計法，曲げモーメントを受ける鉄筋コンクリート構造の設計について学習する。

授業の進め方・方法:

【授業方法】
講義を中心に授業を進める。重要な内容やすでに習得している内容に関しては，学生への質問や演習を行うことで知識の定着を図る。また，授業時間外学習としてのレポート課題を課す。

【学習方法】
１　予習として教科書を事前に読み，授業内容，疑問点を明確にしておく。
２　授業では予習を踏まえて学習する。板書や教員の説明はノートにとる。
３　演習問題，レポート課題などを利用して授業で得た知識を整理する。

注意点:

【成績の評価方法・評価基準】
定期試験を行う。試験時間は50分とする。電卓の持ち込みを可とする。
成績は，定期試験（70%）およびレポート課題（30%）により評価する。到達目標に基づき，コンクリートの材料特性，コンクリートと鉄筋の複合作用，鉄筋コンクリート構造の設計法，曲げモーメントを受ける鉄筋コンクリート構造の設計についての理解の程度を到達度の評価基準とする。

【履修上の注意】
毎授業には電卓を持参すること。

【教員の連絡先】
研 究 室　A棟2階（A-219）
内線電話　8984
e-mail: s.mouri アットマーク maizuru-ct.ac.jp（アットマークは@に変えること）

授業の属性・履修上の区分

実務経験のある教員による授業

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	シラバス内容の説明，コンクリート構造の成り立ちと特徴	１
		2週	荷重作用とコンクリート構造の解析法	１
		3週	コンクリート構造物の構造解析と設計法	１
		4週	コンクリート材料特性と施工	２
		5週	鉄筋の力学的性質と配筋	２
		6週	鉄筋とコンクリートの複合作用	２
		7週	鉄筋とコンクリートの複合作用	２
		8週	中間試験
	2ndQ
		9週	使用状態における単鉄筋断面の曲げ応力度	３
		10週	使用状態における複鉄筋断面の曲げ応力度	３
		11週	設計演習	３
		12週	曲げによる断面破壊	３
		13週	単鉄筋断面の曲げ耐力（曲げ降伏モーメント）と釣り合い鉄筋比	４
		14週	複鉄筋断面の曲げ耐力（曲げ降伏モーメント）	４
		15週	構造細目	１，５
		16週	（15週目の後に期末試験を実施） 期末試験返却・到達度確認

評価割合

	試験	発表	相互評価	実技等	ポートフォリオ	その他	合計
総合評価割合	70	0	0	0	30	0	100
基礎的能力	0	0	0	0	0	0	0
専門的能力	70	0	0	0	30	0	100
分野横断的能力	0	0	0	0	0	0	0