水理学Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 水理学Ⅱ
科目番号 0047 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 PEL編集委員会 「水理学」(実務出版)/ 参考文献:粟津 清蔵「絵とき 水理学(改訂2版)」(オーム社),有田 正光, 中井 正則「水理学演習」(東京電機大学出版社)
担当教員 平子 遼

到達目標

1 比エネルギー,フルード数,常流と射流,限界水深,跳水現象を説明できる。
2 不等流の水面形状を説明できる。
3 等流の流れ(平均流速公式,等流水深)を計算できる。
4 開水路の不等流・非定常流を説明できる。
5 流体が物体に作用する力を説明できる。
6 流れの式の微分形を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1比エネルギー,フルード数,常流と射流,限界水深,跳水現象を説明できる。比エネルギー,フルード数,常流と射流,限界水深,跳水現象について基礎的な内容は説明できる。比エネルギー,フルード数,常流と射流,限界水深,跳水現象を説明できない。
評価項目2不等流の水面形状を説明できる。不等流の水面形状について基礎的な内容は説明できる。不等流の水面形状を説明できない。
評価項目3等流の流れ(平均流速公式,等流水深)を計算できる。等流の流れ(平均流速公式,等流水深)について基礎的な計算はできる。等流の流れ(平均流速公式,等流水深)を計算できない。
評価項目4開水路の不等流・非定常流を説明できる。開水路の不等流・非定常流について基礎的な説明はできる。開水路の不等流・非定常流を説明できない。
評価項目5流体が物体に作用する力を説明できる。流体が物体に作用する力について基礎的な説明はできる。流体が物体に作用する力を説明できない。
評価項目6流れの式の微分形を説明できる。流れの式の微分形について基礎的な説明はできる。流れの式の微分形を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
前半は,開水路の流れの理論と計算手法を学習する。
後半は,解析的計算手法の理論と計算手法を学習する。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
・講義はプロジェクターでの投影を軸に進めるが,板書を用いた数式の説明も併用する。
・授業中には説明内容を計算に応用できるように演習を行う。
・知識の定着を図るために課題を与え,課題内容の小テストを実施する。

【学習方法】
・投影資料で説明されている内容を,配布資料やノートなどに記載して理解を深めること。
・スケジュールを確認して,教科書で予習すること。
・授業後には配布資料やノートを見ながら復習すること。
・演習問題は必ず自分で解くこと。
・分からない問題があれば,オフィスアワーを活用して質問すること。

注意点:
【成績評価の方法・評価基準】
中間・期末ともに試験を実施する。試験時間は50分とする。
成績は,定期試験(60%)と小テスト・課題など(40%)で総合的に評価する。
評価基準は,到達目標1~6に対する到達度とする。

【履修上の注意】
教科書・電卓を必ず持参すること。
スケジュールを確認し,自学自習に励むこと。
本科目は学修単位科目であり,下記のように講義での学修と,授業外での課題学修から成り立つものである。授業時間外の計算課題や調査課題についての成果物を自己学修として評価する。
・講義(1.5時間×15回=22.5時間)
・授業期課題(2.5時間×15回=37.5時間)
・試験期課題(7.5時間×2回=30時間)
〇合計:90時間→修得単位2単位

【教員の連絡先】
研究室:A棟2階(A-217)
内線番号:8989
e-mail: r.hirako アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)
Teamsのチャット連絡も対応します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,復習
2週 開水路の流れ(pp.154-162)
3週 常流と射流(pp.163-170)
4週 比力と共役水深(pp.171-175)
5週 流れの遷移と跳水(pp.175-180)
6週 開水路の不等流-水面形状(pp.196-200)
7週 復習および演習
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却および復習,開水路の等流(pp.181-192)
10週 開水路の不等流-水面形計算(pp.193-203)
11週 開水路の非定常流(pp.204-210)
12週 流体が物体に作用する力(pp.211-230)
13週 ナビエ-ストークス方程式(pp.72)
14週 ポテンシャル流れ(pp.90-96)
15週 復習および演習
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価実技等ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000