海岸工学

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 海岸工学
科目番号 0050 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 PEL編集委員会 「水理学」(実務出版) / 参考文献:平山秀夫, 辻本剛三, 島田富美男, 本田尚正「海岸工学」(コロナ社)
担当教員 平子 遼

到達目標

1 波の基本的性質を説明できる。
2 長周期波(潮汐,高潮,津波)の特徴を説明できる。
3 日本の海岸環境を説明できる。
4 港湾の役割を説明できる。
5 港湾施設の計画・設計・施工について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1波の基本的性質を説明できる。波の基本的性質について基礎的な内容は説明できる。波の基本的性質を説明できない。
評価項目2長周期波(潮汐,高潮,津波)の特徴を説明できる。長周期波(潮汐,高潮,津波)の特徴について基礎的な内容は説明できる。長周期波(潮汐,高潮,津波)の特徴を説明できない。
評価項目3日本の海岸環境を説明できる。日本の海岸環境について基礎的な内容は説明できる。日本の海岸環境を説明できない。
評価項目4港湾の役割を説明できる。港湾の役割について基礎的な内容は説明できる。港湾の役割を説明できない。
評価項目5港湾施設の計画・設計・施工について説明できる。港湾施設の計画・設計・施工について基礎的な内容は説明できる。港湾施設の計画・設計・施工について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
海洋国家である日本において,災害対策・船舶利用・環境保全などの観点から,海岸について評価することの重要性は高い。
前半では海岸における基礎理論として,波の基本的性質と長周期波・海岸環境について学習する。
後半では海岸における応用事例として,海岸整備や港湾整備について学習する。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
・講義はプロジェクターでの投影を軸に進めるが,板書を用いた数式の説明も併用する。
・授業中には説明内容を計算に応用できるように演習を行う。
・知識の定着を図るために課題を与え,課題内容の小テストを実施する。

【学習方法】
・投影資料で説明されている内容を,配布資料やノートなどに記載して理解を深めること。
・授業後には配布資料やノートを見ながら復習すること。
・演習問題は必ず自分で解くこと。
・分からない問題があれば,オフィスアワーを活用して質問すること。

注意点:
【成績評価の方法・評価基準】
中間・期末ともに試験を実施する。試験時間は50分とする。
成績は,定期試験(60%)と小テスト・課題など(40%)で総合的に評価する。
評価基準は,到達目標1~5に対する到達度とする。
(2単位時間×15回=30単位時間→履修単位1単位)

【履修上の注意】
前半は教科書・電卓を必ず持参すること。

【教員の連絡先】
研究室:A棟2階(A-217)
内線番号:8989
e-mail:r.hirako アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)
Teamsのチャット連絡も対応します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,海岸工学の概論,波の諸量と分類(pp. 231-237),微小振幅波理論(導入)
2週 微小振幅波理論(pp. 231-245),波のエネルギー(pp. 246-252)
3週 波の変形(浅水変形),波浪(波の統計的性質,風波),長周期波(潮汐) 1,2
4週 長周期波(高潮,津波)
5週 沿岸環境(沿岸海流,漂砂)
6週 沿岸の開発と保全(沿岸工事,環境保全,気候変動)
7週 復習および演習
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却と復習
10週 港湾行政①(外部講師)
11週 港湾行政②(外部講師)
12週 港湾計画・施工①(外部講師)
13週 港湾計画・施工②(外部講師)
14週 港湾計画・施工③(外部講師)
15週 復習および演習
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価実技等ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000