環境衛生学Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 環境衛生学Ⅱ
科目番号 0051 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 山崎慎一ら 「PELシリーズ 環境工学」(実教出版)
担当教員 山崎 慎一

到達目標

1 下水道の基本計画と施設計画,下水道の構成を説明できる。
2 微生物の定義(分類,構造,機能等)を説明できる。
3 生物学的排水処理の基礎(好気的処理)を説明できる。
4 汚泥処理・処分について説明できる。
5 廃棄物の発生源と現状,処分と再資源化,対策について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1下水道の基本計画と施設計画,下水道の構成を十分説明でき,これに関する計算ができる。下水道の基本計画と施設計画,下水道の構成を説明でき,これに関する計算ができる。下水道の基本計画と施設計画,下水道の構成が説明できず,これに関する計算ができない。
評価項目2微生物の定義(分類,構造,機能等)を十分説明できる。微生物の定義(分類,構造,機能等)を説明できる。微生物の定義(分類,構造,機能等)を説明できない。
評価項目3生物学的排水処理の基礎(好気的処理)を十分説明できる。生物学的排水処理の基礎(好気的処理)を説明できる。生物学的排水処理の基礎(好気的処理)を説明できない。
評価項目4汚泥処理・処分を十分説明できる。汚泥処理・処分を説明できる。汚泥処理・処分を説明できない。
評価項目5廃棄物の発生源と現状,処分と再資源化,対策について十分説明できる。廃棄物の発生源と現状,処分と再資源化,対策について説明できる。廃棄物の発生源と現状,処分と再資源化,対策について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この科目は,企業で水処理関連の環境保全装置の開発や設計を担当していた教員が,その経験をいかして,汚染物質の管理手法について講義形式で授業を行うものである。

生活排水を処理する下水道の役割や施設の設計方法,廃棄物の処分と再資源化などについて,身近な例を掲げながら分かり易く解説する。この講義では,主に下水道と廃棄物処理に関する知識を修得し,実務に応用できる基礎知識を身につける。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
下記の授業計画に従って講義を行い,課題を行って内容の理解度や到達度を評価する。欠課した時間に配布する課題や資料は各自の机に入れておくので提出期限までに提出すること。また,ノートは定期試験後に提出すること。

【学習方法】
課題はSNSで調べたり(出典を明記),周囲の学生とディスカッションをしても構わないが,自分で考えた解答を書くこと(他人の解答を写してはいけない)。また,授業中はノートをとること。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
定期試験を実施する。試験時間は50分とする。成績は定期試験の成績60%,課題30%.ノート10%で評価する。定期試験は,到達目標に対する到達度を評価基準とする。

【教員の連絡先】
研究室 A棟3階(A-333)
内線電話 8987
e-mail:  s.yamazaki アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマーク は@に変えること)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス内容の説明,下水道計画(汚水量,雨水量の計算)
2週 下水道計画(下水管渠の設計)
3週 下水処理プロセスと設計指標 2,3
4週 下水処理プロセスと管理指標 2,3
5週 反応タンクの空気量の計算 2,3
6週 下水処理における懸濁法と生物膜法
7週 下水の高度処理法(窒素・リン除去)
8週 中間試験
4thQ
9週 下水汚泥の処理とリサイクル
10週 下水道の課題
11週 廃棄物処理の歴史
12週 廃棄物の定義と区分,発生状況
13週 廃棄物の収集,中間処理,埋立処分
14週 循環型社会の取り組み
15週 各種リサイクル法と課題
16週 (15週の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境下水道の基本計画と施設計画、下水道の構成を説明でき、これに関する計算ができる。3後1,後2
生物学的排水処理の基礎(好気的処理)を説明できる。3後3,後4,後5,後6,後7
汚泥処理・処分について、説明できる。3後9,後10
微生物の定義(分類、構造、機能等)を説明できる。3後3,後4,後5
廃棄物の発生源と現状について、説明できる。3後11,後12
廃棄物の収集・処理・処分について、説明できる。3後13
廃棄物の減量化・再資源化について、説明できる。3後14
廃棄物対策(施策、法規等)を説明できる。3後15

評価割合

試験発表相互評価実技等ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000