概要:
衛生工学、環境工学に関する種々の基礎的実験を行い、実験の概念、分析手法、結果の解析手法を収得する。
To understand notion of and theoretical background of experiments, to perform experiments, and to analyze data obtained.
授業の進め方・方法:
授業方法
1. 実験の前に、実験の意義、手法を説明する。
2. 操作の概略を説明する。
3. 実験を開始する。
4. 実験終了後、データの整理手法を説明する。
学習方法
1. 事前に配布する実験要領をよく見る。
2. 授業中は積極的に実験に参加する。
3. レポート作成時には、関連文献を参考にする。
4. レポートは実験終了後1週間以内に提出する。
注意点:
レポート80%、実験に取り組む姿勢20%で総合評価する。レポートならびに演習問題を全て提出しないと、総合評価点は59点以下となる。レポートは、1)実験意義の理解度、2)実験手法の理解度、3)データ整理法、4)結果の理解度(分析の深さ、分析のオリジナリティ、参考文献への取り組み)、5)仕上げの程度(読みやすさ、レイアウト)、6)提出時の口頭試問の結果から評価する。到達目標に対する到達度を評価基準とする。
研 究 室 B棟3階(B-316)
内線電話 8986(四蔵)
e-mail: shikura@maizuru-ct.ac.jp
【学生へのメッセージ】
本実験では、環境工学、環境衛生学に関する基礎的な実験を行います。時間数、施設、設備が限られているため、高度な内容の実験は行えませんが、浄水場/下水処理場の現場で実際に行われている実験の一部と、初歩的な環境質の測定を体験することができます。これらの内容をしっかりと体得することにより、授業で習った内容をより確実に理解することができます。
手渡しの原則。レポートは必ず手渡しで四蔵に提出してください。勝手においていったものは、受理した事になりません(なくなっても責任はとれません)。提出時にはレポート内容をチェックします。また、必ず口頭試問します。四蔵は提出期限を重視しますので、就職進学に伴う活動等やむを得ない事情で遅れる場合は、事前に相談してください。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
シラバス内容の説明、ガイダンス |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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2週 |
環境水の水質測定(1)、 演習問題(1) |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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3週 |
環境水の水質測定(2)、 演習問題(1) |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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4週 |
沈降試験、SVI、生物相観察(1) 、演習問題(2) |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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5週 |
沈降試験、SVI、生物相観察(2) 、演習問題(2) |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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6週 |
凝集試験(1) 、 演習問題(3) |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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7週 |
凝集試験(2) 、 演習問題(3) |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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8週 |
浄化反応試験(1) 、 演習問題(4) |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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4thQ |
9週 |
浄化反応試験(2) 、 演習問題(4) |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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10週 |
総括酸素移動容量試験(1)、 演習問題(5) |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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11週 |
総括酸素移動容量試験(2)、 演習問題(5) |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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12週 |
残留塩素濃度測定(1)、 演習問題(6) |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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13週 |
残留塩素濃度測定(2)、 演習問題(6) |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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14週 |
データ解析1 |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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15週 |
データ解析2 |
1. 各種実験の分析操作ができる。 2. 実験の背景にある理論を理解できる。 3. 工学実験レポートを作成できる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | DO、BODに関する実験について理解し、実験ができる。 | 3 | |
pHに関する実験について理解し、実験ができる。 | 3 | |
いくつかの分野の実験・演習・調査などについて理解し、その実験や実践ができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13 |
実験・実践の結果を解析等によって考察することができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |