環境衛生学Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 環境衛生学Ⅱ
科目番号 0054 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 合田,中西,津野,藤原「わかり易い土木講座衛生工学」(彰国社)
担当教員 四蔵 茂雄

到達目標

1 下水道施設の計画について説明できる。
2 下水道施設の設計について説明できる。
3 下水道の水質基準について説明できる。
4 下水道の処理法について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1下水道施設の計画について十分説明できる、下水道施設の計画について説明できる、下水道施設の計画について説明できない
評価項目2下水道施設の設計について十分説明できる、下水道施設の設計について説明できる、下水道施設の設計について説明できない
評価項目3下水道の水質基準について十分説明できる、下水道の水質基準について説明できる、下水道の水質基準について説明できない
評価項目4下水道の処理法について十分説明できる、下水道の処理法について説明できる、下水道の処理法について説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この科目は,地方自治体で下水処理上の設計と維持管理を担当していた教員が,その経験をいかして,上下水道システムについて講義形式で授業を行うものである。

【授業目的】
我々の生活になくてはならない“水”。 いったいこの水はどうやって作られ、使われた後はどうやって処理されているのであろうか?この授業では、この問いに答えるべく、“水”に焦点を当てる。そして水の循環に重要な役割を果たしている都市環境インフラ、“上水道”と“下水道”について講義する。上下水道に関する計画論、施設の設計法、処理法、水質基準等について学習するのが本講の目的である。

【Course Objectives】
The aim of this course is to study water system and sewerage system.

授業の進め方・方法:
【授業方法】
板書による講義を中心に進める。授業の進捗状況によっては、プリントを用いた授業とすることもある。適宜スライドによる説明を行う。また関連資料を配付する。前期は上水道、後期は下水道を取り上げる。

【学習方法】
・きちんとノートをとる。
・演習問題を解く。
・分からない点があれば質問する。
・授業の範囲を超えて知りたい時は、参考図書、インターネット等を活用する。

注意点:
【定期試験の実施方法】
定期試験を実施する。試験時間は50分とする。

【成績の評価方法・評価基準】
成績は定期試験の成績で評価する。定期試験は到達目標に対する到達度を評価基準とする。

【教員の連絡先】
研 究 室 B棟3階(B-316)
内線電話 8986
e-mail: shikura アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス内容の説明、下水道総論
2週 下水道計画1
3週 下水道計画2
4週 管路施設
5週 ポンプ場
6週 水処理微生物学1
7週 水処理微生物学2
8週 中間試験
4thQ
9週 演習
10週 反応器概論
11週 水処理施設1(活性汚泥法の基礎)
12週 水処理施設2(水処理施設の設計)
13週 水処理施設3(高度処理法の基礎)
14週 汚泥処理施設1(汚泥処理の基礎)
15週 汚泥処理施設2(汚泥処理施設の設計)
16週 (15週の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境下水道の役割と現状、汚水処理の種類について、説明できる。3後10
下水道の基本計画と施設計画、下水道の構成を説明でき、これに関する計算ができる。4後1,後2,後3,後4,後5
生物学的排水処理の基礎(好気的処理)を説明できる。4後6,後7,後9
汚泥処理・処分について、説明できる。4後1,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000