建設システム工学実験ⅡA

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 建設システム工学実験ⅡA
科目番号 0058 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 土木学会編 「水理実験解説書」
担当教員 平子 遼

到達目標

1 実験結果に基づいて,常流と射流の特性を説明できる。
2 実験結果に基づいて,開水路の流速分布を説明することができる。
3 実験結果に基づいて,レイノルズ数と層流・乱流の関係を説明できる。
4 水理学の諸問題について,理論解を算出できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験結果に基づいて,常流と射流の特性を説明できる。実験結果に基づいて,常流と射流の特性について基礎的な内容は説明できる。実験結果に基づいて,常流と射流の特性を説明できない。
評価項目2実験結果に基づいて,開水路の流速分布を説明できる。実験結果に基づいて,開水路の流速分布について基礎的な内容は説明できる。実験結果に基づいて,開水路の流速分布を説明できない。
評価項目3実験結果に基づいて,レイノルズ数と層流・乱流の関係を説明できる。実験結果に基づいて,レイノルズ数と層流・乱流の関係について基礎的な内容は説明できる。実験結果に基づいて,レイノルズ数と層流・乱流の関係を説明できない。
評価項目4水理学の諸問題について,理論解を算出できる。水理学の諸問題について,基礎的な内容について理論解を算出できる。水理学の諸問題について,理論解を算出できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (I) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
実験においては実際の水理現象を確認し,流量・水深などを計測することによって実験結果と理論解との比較検証を行う。また,理論的な水理学の理解を深めるために演習を実施する。

授業の進め方・方法:
【授業方法】
クラスを4つの班に分け,実験と演習を実施する。なお,実験は水工学実験室(B-111),演習は少人数教室(B-320)で行うので,それぞれの場所に集合すること。班分けについては別途通知する。実験には配布プリント・電卓,演習には教科書・ノート・電卓を持参すること。実験,演習ともに報告書の提出が必要であり,不備がある場合は返却されるので1週間以内に再提出すること。
令和5年度以降,班ごとに実験内容と結果についてのプレゼンテーションを課す場合もある。

【学習方法】
1.事前に実験に関連する内容を確認し,各実験の手順を理解する。
2.実験では,実際の現象をよく観察し,その原理について考察する。
3.実験で計測した結果に基づいて,各種の物理量を計算して理論と比較する。
4.実験報告書は,必要事項を記述する。
5.演習は,各項目について予習・復習する。

注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
定期試験および再試験は実施しない。成績は,実験報告書および演習課題をすべて合格した場合に限り,実験報告書(70%)と演習課題(30%)で総合的に評価する。実験報告書または演習課題に不合格がある場合には不可とする。評価基準は,到達目標1~4に対する到達度とする。

【履修上の注意】
実験では,必ず作業服を着用し,アクセサリー類はすべて外すこと。

【教員の連絡先】
研究室:A棟2階(A-217)
内線番号:8989
e-mail:m.iwaki アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,ガイダンス
2週 結果整理および考察に関する説明
3週 結果整理および考察に関する説明
4週 実験:常流と射流 1
5週 結果整理および考察 1
6週 水理学演習① 4
7週 水理学演習② 4
8週 実験:開水路の流速分布 2
2ndQ
9週 結果整理および考察 2
10週 水理学演習③ 4
11週 水理学演習④ 4
12週 実験:層流と乱流 3
13週 結果整理および考察 3
14週 報告書の作成,演習問題の解説
15週 報告書の作成,演習問題の解説
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。4前4,前8,前12
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。4前4,前8,前12
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。4前5,前9,前13
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。4前5,前9,前13
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。4前5,前9,前13
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。4前5,前9,前13
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。4前5,前9,前13
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。4前4,前8,前12
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。4前4,前8,前12
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。4前4,前8,前12
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。4前4,前5,前8,前9,前12,前13

評価割合

試験発表相互評価実技等ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000