概要:
【授業目的】
本科目の目的は,建築技術の基本となる構成や仕組みを実際の建築物と結び付け,複雑に成り立っている建築のあり方を理解する。内容は,建築物における全体構造と各部構法から,構造設計や耐火設計,品質管理に及ぶ様々な建築的要求について学習する。
授業の進め方・方法:
【授業方法】
講義を中心に授業を進める。その展開の中では,すでに修得しているべき基本事項について復習や学生に質問しながら,基本事項の整理を行う。また,理解を深めるために,必要に応じて授業時間内での演習問題や授業時間外学習としての課題を課す。
【学習方法】
1.事前にシラバスを見て,教科書の当該箇所を読んでおく
2.黒板またはスライドの説明はノートにとる
3.レポートは必ず自分で考えて解く
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
中間・期末の 2 回の試験を行う。試験時間は 50 分とする。持ち込みは電卓を可とする。成績は,2 回の定期試験(70%)とレポート等(30%)により総合評価する。到達目標に基づき,各種構造の構造的なポイントおよび不静定構造物における構造計算方法についての到達度を評価基準とする。
【履修上の注意】
先行して履修した科目を復習しておくこと。また,毎授業には電卓を持参すること。
【教員の連絡先】
研 究 室 A棟2階(A-208)
内線電話 8981
e-mail: m.watabe アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 材料 | 建築材料の変遷や発展について説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4 |
建築材料の規格・要求性能について説明することができる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4 |
セメントの製造方法(廃棄物の利用も含む)について説明できる。 | 4 | 前3,前4 |
セメントの種類・特徴について説明できる。 | 4 | 前3,前4 |
コンクリートの調合のうち、水セメント比の計算ができる。 | 4 | 前3,前4 |
耐久性(例えば中性化、収縮、凍害、塩害など)について現象名をあげることができる。 | 4 | 前3,前4 |
鋼材の応力~ひずみ関係について説明でき、その特異点(比例限界、弾性限界、上降伏点、下降伏点、最大荷重、破断点など)の特定と性質について説明できる。 | 4 | 前2 |
構造 | 骨組構造物の安定・不安定の判定ができる。 | 4 | 前6,前7,前9,前10,前11,前12,前16 |
構造物の安定性、静定・不静定の物理的意味と判別式の誘導ができ、不静定次数を計算できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16 |
いずれかの方法(変位法(たわみ角法)、固定モーメント法など)により、不静定構造物の支点反力、応力(図)を計算できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16 |
S造の特徴・構造形式について説明できる。 | 4 | 前1,前2,前8 |
鉄筋コンクリート造(ラーメン構造、壁式構造、プレストレストコンクリート構造など)の特徴・構造形式について説明できる。 | 4 | 前3,前4,前8 |