建設設計製図Ⅲ(都市環境コース)

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 建設設計製図Ⅲ(都市環境コース)
科目番号 0081 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設システム工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリントを用いて講義します
担当教員 中尾 尚史

到達目標

1 橋の種類,構造形式を理解し,その知識を設計に活用できる。
2 橋梁予備設計~橋梁詳細設計までの設計の流れを理解できる。
3 与えられた条件から,鋼橋の設計ができる。
4 設計した内容を設計計算書にすることができる。
5 CADで橋梁の図面を作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1予備設計~詳細設計までの設計の流れを十分に理解し,自らの考えで橋梁を設計できる。予備設計~詳細設計までの設計の流れを理解し,助力を得ることで橋梁を設計できる。設計の流れが理解できていないため,橋梁の設計手順がわからない。
評価項目2自力で計算表を作成でき,鋼橋の設計に必要な荷重計算や断面計算をすることができる。用意された計算表を用いることで,鋼橋の設計に必要な荷重計算や断面計算をすることができる。鋼橋の設計に必要な荷重計算や断面計算の知識がないため,計算ができない。(構造力学等の知識不足)
評価項目3設計した内容を自らの力で設計計算書にできる。他人の手助けがあれば,設計した内容を設計計算書にできる。設計した内容を設計計算書にできない。設計計算書を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (C) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
 本科目の目的は,これまでに学んだ構造力学や鋼構造学に関する知識を用いて,簡単な鋼橋の設計を行う。これら一連の演習を通して,橋梁設計の流れ(橋梁予備設計~橋梁詳細設計)を理解する。
授業の進め方・方法:
【授業方法】
 始めにスライドにより橋梁設計に関する講義及び演習課題に関する説明を行う。その後,ExcelやCAD等を用いて演習を行う。時間内に終了しない場合,内容によっては次回の授業までに完成させる必要がある。

【学習方法】
・橋の設計図面及び設計計算書を見て,大まかな設計の流れを掴むこと。図書館やHP等で公開されている橋もあります。
・構造力学及び鋼構造学を復習すること。
・橋梁工学に関する書籍に一度は目を通すこと(図書館にあります)。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
 最終成果物,課題の提出物,毎回の進捗状況によって総合評価する。
 ただし,最終成果物を提出しなかった場合は単位を認めない。

【履修上の注意】
・ノートPCを必ず持参すること。
・電卓及び定規を持参すること。
・構造力学及び基本的なExcelの操作方法を理解している前提で演習を進めます。講義中に構造力学やExcelの操作方法は説明しない。
・図面作成にはCADソフト(RootPro CAD,建設設計製図Ⅱ(都市環境コース)と同じソフト)を使用する。
・本演習は出席することが重要である。そのため,無断欠席した場合は,その日に出した課題及び進捗状況の評価はしない。

【教員の連絡先】
研究室 A棟2階(A-216)
内線電話 8988
e-mail: h.nakao アットマーク maizuru-ct.ac.jp (アットマークは@に変えること。)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス説明
橋梁工学の基礎概要(橋の歴史,橋の構造形式,橋梁図面を読み解く)
1
2週 橋梁予備設計1(橋長,支間割,橋梁形式の提案) 1,2
3週 橋梁予備設計2(橋梁1次選定) 1,2
4週 橋梁予備設計3(橋梁2次選定) 1,2
5週 橋梁詳細設計1(主桁本数,主桁間隔,桁高の提案) 2,3
6週 橋梁詳細設計2(主桁1本の断面設計1:荷重の計算) 2,3
7週 橋梁詳細設計2(主桁1本の断面設計2:鋼桁断面の設計) 2,3
8週 橋梁詳細設計3(主桁複数本の断面設計1:断面一定) 2,3
4thQ
9週 橋梁詳細設計3(主桁複数本の断面設計2:断面変化) 2,3
10週 橋梁詳細設計3(主桁複数本の断面設計3:横構及び対傾構の設計) 2,3
11週 橋梁詳細設計4(設計計算書の作成) 4,5
12週 最終課題1
(鋼橋の設計:橋梁予備設計)
1,2
13週 最終課題2
(鋼橋の設計:構造詳細設計)
2,3
14週 最終課題3
(鋼橋の設計:構造詳細設計及び設計計算書の作成)
2,3
15週 最終課題4
(鋼橋の設計:設計計算書の作成)
4,5
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000