環境工学ⅡA

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 環境工学ⅡA
科目番号 0086 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 四蔵 茂雄

到達目標

1 気体の化学を理解し説明できる.
2 大気汚染物質を理解し説明できる.
3 大気汚染の機構を理解し説明できる.
4 大気環境の管理体系を説明できる.
5 大気汚染物質の除去技術を理解し説明できる.
6 大気汚染問題の現状を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1気体の化学を理解し十分に説明できる.気体の化学を理解し説明できる.気体の化学を説明できない.
評価項目2大気汚染物質を理解し十分に説明できる.大気汚染物質を理解し説明できる.大気汚染物質を説明できない
評価項目3大気汚染の機構を理解し十分に説明できる.大気汚染の機構を理解し説明できる.大気汚染の機構を説明できない.
評価項目4大気環境の管理体系を十分に説明できる.大気環境の管理体系を説明できる.大気環境の管理体系を説明できない.
評価項目5大気汚染物質の除去技術を理解し十分に説明できる.大気汚染物質の除去技術を理解し説明できる.大気汚染物質の除去技術を説明できない.
評価項目6大気汚染問題の現状を十分に説明できる.大気汚染問題の現状を説明できる.大気汚染問題の現状を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この科目は、地方自治体で下水処理場の設計と維持管理を担当していた教員が、その経験をいかして,汚染物質の管理手法について講義形式で授業を行うものである。

【授業目的】
“ものつくり”のための技術を上流側の技術とすれば,下流側にあるのが汚染物の制御技術である(汚染物は“ものつくり”や我々の社会生活に付随して発生する).汚染物の制御ができれば,環境負荷の少ないより良い“ものつくり”が行えることになるし,我々の社会もより住み良いものになる.環境工学は汚染物の制御をテーマとする科目である.現代の環境問題は多岐にわたるが,時間の制約上この授業では,水質汚濁と大気汚染の問題について講義する.

【Course Objectives】
Pollution control is inevitable for a process of manufacturing and/or maintaining a healthy living environment. Environmental engineering is to control pollutions. This course focuses on water pollution and air pollution.

授業の進め方・方法:
【授業方法】環境工学IIA,IIB共に板書による講義.適宜スライドを併用する.

【学習方法】
1 きちんとノートをとる.
2 演習問題を解く.
3 わからない点があれば質問する.
4 授業の範囲を超えて知りたい時は,参考図書,インターネット等を活用する.

注意点:
【定期試験の実施方法】
定期試験を実施する.試験時間は50分とする.

【成績の評価方法・評価基準】
環境工学IIA,IIB共に定期試験の成績70%,課題に対するレポート30%で総合評価する.定期試験は、到達目標に対する到達度を評価基準とする.全てのレポートを提出しないと、成績評価は59点以下となる。レポートは、目的にあった内容と分析がなされていることに加え、考察に対する取り組みと仕上げの程度から評価する。

【連絡先】
研 究 室 B棟3階(B-316)
内線電話 8986
e-mail: shikura アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明 大気汚染概論 足尾鉱毒事件
2週 気体の化学
3週 燃料と燃焼1
4週 燃料と燃焼2 演習
5週 大気汚染物質1
6週 大気汚染物質2 演習
7週 汚染物質の拡散1 有効煙突高
8週 中間試験
2ndQ
9週 汚染物質の拡散2 パフ式
10週 汚染物質の拡散3 プルーム式
11週 汚染物質の拡散4 大気の安定度
12週 大気汚染の現状
13週 大気環境の管理
14週 汚染物質の除去
15週 酸性雨,演習
16週 (15週の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境大気汚染の現状と発生源について、説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000