測量学Ⅰ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 測量学Ⅰ
科目番号 0156 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 堤 隆 著 改訂 測量学Ⅰ(コロナ社)
担当教員 粟野 周一

到達目標

①区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類、測量の体系を説明できる。
②平坦地や傾斜地の距離測量結果から計算ができる。
③巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができる。
④平板測量の器械の据付と取扱いを説明できる。
⑤水準測量の器械の点検と調整を理解している。
⑥直接水準測量を説明でき、計算ができる。
⑦角測量の器械の据付と取扱いを説明できる。
⑧単測法、倍角法、方向法を説明でき、測量結果から計算ができる。
⑨閉合トラバースの計算ができる。
⑩測定結果から、面積や体積の計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1①区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類、測量の体系を十分に説明できる。①区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類、測量の体系を説明できる。①区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類、測量の体系を説明できない。
評価項目2②平坦地や傾斜地の距離測量結果から計算が十分にできる。②平坦地や傾斜地の距離測量結果から計算ができる。②平坦地や傾斜地の距離測量結果から計算ができない。
評価項目3巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算が十分にできる。巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができる。巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができない。
評価項目4④平板測量の器械の据付と取扱いを十分に説明できる。④平板測量の器械の据付と取扱いを説明できる。④平板測量の器械の据付と取扱いを説明できない。
評価項目5アリダードによる間接水準測量を十分に理解している。アリダードによる間接水準測量を理解している。アリダードによる間接水準測量を理解していない。
評価項目6⑥水準測量の器械の点検と調整を十分に理解している。⑥水準測量の器械の点検と調整を理解している。⑥水準測量の器械の点検と調整を理解していない。
評価項目7直接水準測量を説明でき、計算が十分にできる。直接水準測量を説明でき、計算ができる。直接水準測量を説明できず、計算もできない。
評価項目8角測量の器械の据付と取扱いを十分に説明できる。角測量の器械の据付と取扱いを説明できる。角測量の器械の据付と取扱いを説明できない。
評価項目9⑨単測法、倍角法、方向法を説明でき、測量結果から計算が十分にできる。⑨単測法、倍角法、方向法を説明でき、測量結果から計算ができる。⑨単測法、倍角法、方向法を説明できず、測量結果から計算もできない。
評価項目10⑩閉合トラバースの計算が十分にできる。⑩閉合トラバースの計算ができる。⑩閉合トラバースの計算ができない。
評価項目11測定結果から、面積や体積の計算十分にができる。測定結果から、面積や体積の計算ができる。測定結果から、面積や体積の計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
【概要】 測量は建設分野における設計・施工・維持管理において必要とされる技術である〔前期〕では測量実習と合わせ、主に距離測量,平板測量,トラバース測量,〔後期〕では主に水準測量,面積及び体積の計算方法について学習する。
授業の進め方・方法:
測量は建設分野における設計・施工・維持管理において必要とされる技術である〔前期〕では測量実習と合わせ、主に距離測量,平板測量,トラバース測量,〔後期〕では主に水準測量,面積及び体積の計算方法について学習する。
注意点:
毎授業には電卓を持参すること。前期,後期ともに2回の定期試験(70%),演習等(30%)を評価方法とする。到達目標の各項目について,理解や計算の到達度を評価基準とする。内線電話 (090-8821-9876)、e-mail: awanouhei@ares.eonet.ne.jp

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、シラバス内容の説明、測量学概説 区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類、測量の体系を説明できる。
2週 測量学概説(測量の目的・分類)

類、器具)
距離測量(距離測量の方法、誤差の取扱)
区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類、測量の体系を説明できる。
3週 距離測量(距離の定義、距離測量の分類、器具) 平坦地や傾斜地の距離測量結果から計算ができる。
4週 距離測量(距離測量の方法、誤差の取扱) 巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができる。
5週 距離測量(演習) 平坦地や傾斜地の距離測量結果から計算ができる。
6週 平板測量(器具、平板測量の方法) 平板測量の器械の据付と取扱いを説明できる。
7週 平板測量(アリダードの応用、誤差の取扱) 平板測量の器械の据付と取扱いを説明できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 角測量(測量機械) 角測量の器械の据付と取扱いを説明できる。

10週 トラバース測量(トラバース測量の手順) 角測量の器械の据付と取扱いを説明できる。
11週 トラバース測量(トラバース測量の計算) 単測法、倍角法、方向法を説明でき、測量結果から計算ができる。
12週 トラバース測量(トラバース測量の計算) 単測法、倍角法、方向法を説明でき、測量結果から計算ができる。
13週 角測量(水平角の測定) 閉合トラバースの計算ができる。
14週 角測量(誤差の取扱、鉛直角の測定) 閉合トラバースの計算ができる。
15週 角測量(演習) 閉合トラバースの計算ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野測量区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類について、説明できる。2前1,前2
測量体系(国家基準点等)を説明できる。2前3,前7
平坦地や傾斜地の距離測量を説明でき、測量結果から計算ができる。2前4,前5
巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができる。2前5,前6
器械の据付と取扱いを説明できる。2
器械の検査と調整を理解している。2前9
単測法、倍角法、方向法を説明でき、測量結果から計算ができる。2前10,前13,前14,前15
生じる誤差の取扱いを説明できる。2
種類、手順および方法について、説明できる。2
閉合トラバースの計算ができる。2前11,前12,前13
測量方法や誤差の取り扱いが説明できる。2
アリダードによる間接水準測量を理解している。2
器械の点検と調整を理解している。2
昇降式や器高式による直接水準測量を説明でき、測量結果から計算ができる。2
生じる誤差の取扱いを説明できる。2
測定結果から、面積や体積の計算ができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000