建築一般構造

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 建築一般構造
科目番号 0162 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 川口健一監修「史上最強カラー図解 プロが教える建築のすべてがわかる本」(ナツメ社)
担当教員 渡部 昌弘

到達目標

1 各種建築構造を分類できる。
2 各種建築構造を理解する。
3 地震対策について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各種建築構造を充分に分類できる。各種建築構造を分類できる。各種建築構造を分類できない。
評価項目2各種建築構造を充分に理解している。各種建築構造を理解している。各種建築構造を理解してない。
評価項目3地震対策について充分に理解している。地震対策について理解している。地震対策について理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
設計された建築物を,力学的・材料学的に成り立たせるための根拠が建築構造であり,本講義では,建築構造について幅広い知識を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
授業は、教科書とスライド(パワーポイント)を併用して進める。スライドは配付資料(PDF)にして毎回事前にmoodleにアップロードするので、各自プリントアウトして持参すること。空欄に書き込む形式となるため印刷サイズには注意すること。
レポート課題は2種類出題するが、これらは連続性のある課題であるため、必ず両方とも提出すること。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
中間・期末計2 回の定期試験(80%)とレポート等(20%)により総合評価する。到達目標に基づき、各種建築構造を分類し、それらの内容を理解し説明できること、更に地震対策について理解していることをもって評価の基準とする。

【教員の連絡先】
研 究 室 A棟2階(A-208)
内線電話 8981
e-mail: m.watabe* (*は@maizuru-ct.ac.jp)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス内容の説明,建築構造について 1 各種建築構造を分類できる。
2週 建築構造ケーススタディー 1 各種建築構造を分類できる。
3週 外力と荷重 1 各種建築構造を分類できる。
2 各種建築構造を理解する。
4週 安全性にもとづく分類・支え方にもとづく分類 1 各種建築構造を分類できる。
2 各種建築構造を理解する。
5週 架構にもとづく分類(1) 1 各種建築構造を分類できる。
2 各種建築構造を理解する。
6週 架構にもとづく分類(2) 1 各種建築構造を分類できる。
2 各種建築構造を理解する。
7週 材料にもとづく分類(1) 1 各種建築構造を分類できる。
2 各種建築構造を理解する。
8週 中間試験
4thQ
9週 材料にもとづく分類(2) 1 各種建築構造を分類できる。
2 各種建築構造を理解する。
10週 材料にもとづく分類(3) 1 各種建築構造を分類できる。
2 各種建築構造を理解する。
11週 構造部材の役割(1) 1 各種建築構造を分類できる。
2 各種建築構造を理解する。
12週 構造部材の役割(2) 1 各種建築構造を分類できる。
2 各種建築構造を理解する。
13週 地震対策(1) 3 地震対策について理解する。
14週 地震対策(2) 3 地震対策について理解する。
15週 建築物の架構分析 1 各種建築構造を分類できる。
2 各種建築構造を理解する。
3 地震対策について理解する。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野材料建築材料の変遷や発展について説明できる。4後2,後7,後8,後9,後10,後16
建築材料の規格・要求性能について説明することができる。4後7,後8,後9,後10,後16
木材の種類について説明できる。4後7,後8,後9,後10,後16
傷(節など)について説明できる。4後7,後8,後9,後10,後16
耐久性(例えば腐れ、枯渇、虫害など)について説明できる。4後7,後8,後9,後10,後16
耐火性について説明できる。4後7,後8,後9,後10,後16
近年の木材工業製品(集成材、積層材など)の種類について説明できる。4後7,後8,後9,後10,後11,後12,後16
木材の成長と組織形成から、物理的性質の違いについて説明できる。4後7,後8,後9,後10,後16
セメントの製造方法(廃棄物の利用も含む)について説明できる。4後7,後8,後9,後10,後16
コンクリートの調合のうち、水セメント比の計算ができる。4後7,後8,後9,後10,後16
耐久性(例えば中性化、収縮、凍害、塩害など)について現象名をあげることができる。4後7,後8,後9,後10,後16
鋼材の応力~ひずみ関係について説明でき、その特異点(比例限界、弾性限界、上降伏点、下降伏点、最大荷重、破断点など)の特定と性質について説明できる。4後7,後8,後9,後10,後16
構造各種構造の設計荷重・外力を計算できる。4後3
木構造の特徴・構造形式について説明できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
木材の接合について説明できる。4後7,後8,後9,後10,後11,後12,後16
S造の特徴・構造形式について説明できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
鉄筋コンクリート造(ラーメン構造、壁式構造、プレストレストコンクリート構造など)の特徴・構造形式について説明できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000