地盤工学ⅠB

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 地盤工学ⅠB
科目番号 0170 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 赤木知之著「土質工学」(コロナ社)
担当教員 加登 文学

到達目標

1 地盤内応力や有効応力について理解している。
2 圧密による地盤の変形について理解している。
3 圧密について理解し,圧密量や圧密時間を計算できる。
4 土のせん断について理解し,破壊基準を説明できる。
5 砂質土と粘性土のせん断特性を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地盤内応力や有効応力について理解し、説明できる。地盤内応力や有効応力について理解している。地盤内応力や有効応力について理解していない。
評価項目2圧密による地盤の変形について理解し、説明できる。圧密による地盤の変形について理解している。圧密による地盤の変形について説明できない。
評価項目3圧密について理解し,圧密量や圧密時間を計算できる。圧密について理解し,基本的な圧密量や圧密時間を計算できる。圧密について理解し,圧密量や圧密時間を計算できない。
評価項目4土のせん断について理解し,破壊基準を説明できる。土のせん断の基本について理解し,破壊基準を説明できる。土のせん断について理解していない。
評価項目5砂質土と粘性土のせん断特性を理解し、説明できる。砂質土と粘性土のせん断特性を理解している。砂質土と粘性土のせん断特性を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
構造物の建設によって生じる土の諸特性を見極めることは建設技術上きわめて重要である。本講では,土の基本的な性質を理解した後に,構造物の設計・施工に応用する原理や技術を学習する。
授業の進め方・方法:
講義を中心として進める。随時、授業中に演習課題を行う。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
中間および期末試験を実施する。時間は50分とする。持ち込みは電卓を可とする。試験の平均点(70%),レポート(30%)で成績を評価する。到達目標に基づき,1~5の各項目の到達度を評価基準とする。

【備考】
毎週,電卓を持参すること。

【教員の連絡先】
教 員 名 加登文学
研 究 室 A-215
内線電話 8895
e-mail: kato@maizuru-ct.ac.jp

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 地盤内の応力(土の自重による応力) 1 地盤内応力や有効応力について理解している。
2週 地盤内の応力(上載荷重による地盤内応力) 1 地盤内応力や有効応力について理解している。
3週 圧密(土の圧密現象) 2 圧密による地盤の変形について理解している。
4週 圧密(圧密の時間経過とその理論) 3 圧密について理解し,圧密量や圧密時間を計算できる。
5週 圧密(圧密試験と整理法) 3 圧密について理解し,圧密量や圧密時間を計算できる。
6週 圧密(地盤の圧密沈下量および圧密沈下時間の推定) 3 圧密について理解し,圧密量や圧密時間を計算できる。
7週 圧密(圧密に関連した工法) 2 圧密による地盤の変形について理解している。
3 圧密について理解し,圧密量や圧密時間を計算できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 地盤内の応力(主応力とモールの応力円) 1 地盤内応力や有効応力について理解している。
10週 地盤内の応力(主応力とモールの応力円) 1 地盤内応力や有効応力について理解している。
11週 土のせん断(土の破壊と強さ) 4 土のせん断について理解し,破壊基準を説明できる。
12週 土のせん断(せん断試験方法) 4 土のせん断について理解し,破壊基準を説明できる。
13週 土のせん断(粘性土のせん断特性) 5 砂質土と粘性土のせん断特性を説明できる。
14週 土のせん断(砂質土のせん断特性) 5 砂質土と粘性土のせん断特性を説明できる。
15週 土のせん断(土の動的特性) 5 砂質土と粘性土のせん断特性を説明できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野地盤土のせん断試験を説明できる。4後11,後12
土のせん断特性を説明できる。4後13,後14,後15
土の破壊規準を説明できる。4後11,後12
地盤内応力を説明できる。4後1,後2,後9,後10
土の圧密現象及び一次元圧密理論について、説明できる。4後4,後5,後6,後7
圧密沈下の計算を説明できる。4後4,後5,後6,後7
有効応力の原理を説明できる。4後1,後2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000