水理学ⅠB

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 水理学ⅠB
科目番号 0172 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 PEL編集委員会 「水理学」(実教出版)/:鈴木幸一著 「水理学演習」(森北出版)
担当教員 三輪 浩

到達目標

4 オリフィス等の計算ができる。
⑤ 層流,乱流の流速分布式について理解している。
⑥ 摩擦損失,形状損失について説明できる。
⑦ 管水路流れの計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目4適切に計算できる。問題の本質部分は計算できている。計算が全くできない。
評価項目5複数の項目を理解している。少なくとも一つの項目を理解している。全く理解していない。
評価項目6複数の観点から説明できる。少なくとも一つの観点から説明できる。全く説明できない。
評価項目7適切に計算できる。問題の本質部分は計算できている。計算が全くできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
水理学は,河川,海岸・海洋,人工水路などにおける水の流動現象を対象とする科目である。水理IBでは,一次元流れの基礎方程式と抵抗について学び,その後,管路における流量,流速,圧力などの計算法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を中心に授業を進めるが,必要に応じて資料の配付,プロジェクターでの説明を行う。また,授業中には復習も兼ねて基礎的事項に関する質問を随時行い,知識の定着を図る。なお,適時リポート課題を与える。
注意点:
毎授業には電卓を持参すること。
成績は定期試験(70%)と課題等(30%)で総合的に評価する。評価基準は,到達目標に対する,静水圧,管路流れ等に関する理解の到達度とする。
連絡先 研究室 A棟2階(A-222),内線番号 8989,e-mail: miwa@maizuru-ct.ac.jp

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリフィス 4 オリフィス等の計算ができる。
2週 壁面摩擦と損失水頭 ⑥ 摩擦損失,形状損失について説明できる
3週 流速分布 ⑤ 層流,乱流の流速分布式について理解している。
4週 平均流速公式と抵抗則1 ⑤ 層流,乱流の流速分布式について理解している。
5週 平均流速公式と抵抗則2 ⑤ 層流,乱流の流速分布式について理解している。
6週 復習と演習
7週 復習と演習
8週 後期中間試験
4thQ
9週 摩擦損失以外の損失水頭 ⑥ 摩擦損失,形状損失について説明できる
10週 管路定常流の基礎式 ⑦ 管水路流れの計算ができる。
11週 単一管水路の系の流れ1 ⑦ 管水路流れの計算ができる。
12週 単一管水路の系の流れ2 ⑦ 管水路流れの計算ができる。
13週 管路の分岐と合流 ⑦ 管水路流れの計算ができる。
14週 復習と演習
15週 復習と演習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野水理各種の堰について理解している。2後1,後2
層流と乱流について、説明できる。3前15
円管内の層流の流速分布(ハーゲン・ポアズイユの法則)を理解している。3後6
流体摩擦(レイノルズ応力、混合距離)を説明できる。3後5,後6
平均流速を用いた基礎方程式、摩擦抵抗による損失水頭の実用公式、ムーディ図について理解している。3後7,後9
摩擦抵抗による損失水頭の実用公式について説明できる。3後7,後9
管水路の摩擦以外の形状損失水頭について理解している。3後10
管水路の摩擦以外の損失係数について説明できる。3後10
各種の管路の流れの計算ができる。3後11,後12,後13,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000