建設システム工学実験ⅠB

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 建設システム工学実験ⅠB
科目番号 0177 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 土質試験 -基本と手引き-[第2回改訂版](地盤工学会),建設材料実験教育研究会「建設材料実験法」(鹿島出版会)
担当教員 加登 文学,徳永 泰伸,毛利 聡,粟野 周一

到達目標

① 標準圧密試験について理解し,実験できる。
② 土のせん断試験について理解し,実験できる。
③ コンクリートのスランプ試験,空気量試験について理解し,実験できる。
④ コンクリートの強度試験について理解し,実験できる。
⑤ コンクリートの載荷実験を行い,変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1標準圧密試験について理解し,実験できる。標準圧密試験について実験できる。標準圧密試験について理解し,実験できない。
評価項目2土のせん断試験について理解し,実験できる。土のせん断試験について実験できる。土のせん断試験について理解し,実験できない。
評価項目3
評価項目4フレッシュコンクリートのスランプ試験,空気量試験について概要を理解し,実験の実施,結果の整理,考察ができる。フレッシュコンクリートのスランプ試験,空気量試験について概要を理解し,実験の実施,結果の整理ができる。フレッシュコンクリートのスランプ試験,空気量試験について概要を理解できない。
評価項目5硬化コンクリートの強度試験について概要を理解し,実験の実施,結果の整理,考察ができる。概要を理解し,実験の実施,結果の整理ができる。概要を理解できない。
評価項目6コンクリート部材の載荷実験を行い,変形の性状などを力学的な視点で観察,考察することができる。コンクリート部材の載荷実験を行い,変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。コンクリート部材の載荷実験を行い,変形の性状などを力学的な視点で観察することができない。
評価項目7
評価項目8

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
土の基本的性質,力学的性質に関する室内試験を行い,試験方法や試験結果の整理方法を習得する。また,建設構造物に用いられるセメントコンクリートおよび鋼材に関する室内試験を行い,物理的・化学的・力学的性質を試験によって確かめ,それらの基本性質を理解する。
授業の進め方・方法:
実験は班ごとに行う。実習服を着用すること。
受講生を土質実験グループと材料実験グループの2グループに分け,実験シリーズごとに入れ替わり実験・実習を行う(シラバスの「授業計画」にはある班のスケジュール例を示している)。
注意点:
・到達目標に基づき,実験レポートと実習態度を総合して成績評価を行う。
・研 究 室 A棟2階(A-215)
・内線電話 8895
・e-mail: katoアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの内容の説明,実施実験の説明 ① 標準圧密試験について理解し,実験できる。
② 土のせん断試験について理解し,実験できる。
③ コンクリートのスランプ試験,空気量試験について理解し,実験できる。
④ コンクリートの強度試験について理解し,実験できる。
⑤ コンクリートの載荷実験を行い,変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。
2週 硬化コンクリートの強度試験 ④ コンクリートの強度試験について理解し,実験できる。
3週 コンクリート供試体作製 ③ コンクリートのスランプ試験,空気量試験について理解し,実験できる。
4週 コンクリート配合設計演習 ④ コンクリートの強度試験について理解し,実験できる。
③ コンクリートのスランプ試験,空気量試験について理解し,実験できる。
5週 コンクリート配合設計演習 ④ コンクリートの強度試験について理解し,実験できる。
③ コンクリートのスランプ試験,空気量試験について理解し,実験できる。
6週 圧密試験 ① 標準圧密試験について理解し,実験できる。
7週 一軸圧縮試験 ② 土のせん断試験について理解し,実験できる。
8週 一面せん断試験 ② 土のせん断試験について理解し,実験できる。
4thQ
9週 エクセル演習
10週 鉄筋コンクリートはりの曲げ載荷試験 ⑤ コンクリートの載荷実験を行い,変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。
11週 テストハンマーによるコンクリート部材の強度推定,コア供試体の強度試験 ④ コンクリートの強度試験について理解し,実験できる。
⑤ コンクリートの載荷実験を行い,変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。
12週 材料実験の総括 ③ コンクリートのスランプ試験,空気量試験について理解し,実験できる。
④ コンクリートの強度試験について理解し,実験できる。
⑤ コンクリートの載荷実験を行い,変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。
13週 三軸圧縮試験 ② 土のせん断試験について理解し,実験できる。
14週 エクセル演習
15週 演習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力建設系分野【実験・実習能力】建設系【実験実習】コンクリートの強度試験について理解し、器具を使って実験できる。3後2,後10,後11
各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。3後2,後10,後11
一面せん断試験について理解し、器具を使って実験できる。3後8
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。3後7
いくつかの分野の実験・演習・調査などについて理解し、その実験や実践ができる。3
実験・実践の結果を解析等によって考察することができる。3
建築系分野【実験・実習能力】建築系【実験実習】実験の目的と方法を説明できる。3
建築に用いる構造材料(例えば木、コンクリート、金属など)の物理的特性を実験により明らかにすることができる。3
実験結果を整理し、考察できる。3
実験の目的と方法を説明できる。3
構造材料(例えば木、コンクリート、金属など)によるいずれかの構造形式(ラーメン、トラスなど)の試験体を用い、載荷実験を行い、破壊形状と変形の性状を観察することができる。3後2,後10,後11
実験結果を整理し、考察できる。3
実験の目的と方法を理解している。3
実験結果を解析等によって予測することができる。3
物理的特性を実験により明らかにすることができる。3
実験結果を整理し、考察できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000