応用数学ⅠA

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 応用数学ⅠA
科目番号 0179 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 岩崎千里・楳田登美男「微分方程式概説 新訂版」(サイエンス社)
担当教員 鷲山 将規

到達目標

1 基本的な一階の常微分方程式が解ける。
2 基本的な二階の常微分方程式が解ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な1階の微分方程式について理解し,さまざまな手法を用いて解くことができる。また,解挙動の解析を通じて現象を説明できる。基本的な1階の微分方程式が解ける。基本的な1階の微分方程式が解けない。
評価項目2基本的な2階の微分方程式について理解し,さまざまな手法を用いて解くことができる。また,解挙動の解析を通じて現象を説明できる。基本的な2階の微分方程式が解ける。基本的な2階の微分方程式が解けない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
 微分方程式とは何かを理解し,基本的な1階および2階の微分方程式の解法を身につける。

【Course Objectives】
 Students will be able to understand what differential equations are.
 Students will know how to solve basic differential equations of first or second orders.

授業の進め方・方法:
【授業方法】
・講義を中心に授業をすすめる。すでに修得しているべき基本事項を質問や演習により確認し,それを基礎として新しい事項を講義していく。
理解を深めてもらうことを目的に,演習や授業時間外学習のための課題等を課す。

【学習方法】
 数学は積み上げ式の学問であるから,これまでに学んできた事項の理解に不足があれば復習を行うこと。特に微分積分の理解は重要である。
また,時間をおいた繰り返し学習が修得のために効果的である。
自発的な問題演習などにより,試験前だけでなく日々の学習に励んでもらいたい。

注意点:
【定期試験の実施方法】
 中間と期末の2回定期試験を行う。時間は50分とする。

【成績の評価方法】
 成績は中間・期末テスト60%,演習・レポート等の課題40%によって評価する。到達目標に基づき,各項目の達成度を評価基準とする。

【履修上の注意】
 教科書の問題を解く練習をすること。繰り返しが重要である。

【教員の連絡先891】
研究室: 
内線電話:
e-mail:  m.washiyama@maizuru.kosen-ac.jp

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,定数係数1階線形微分方程式
2週 定数係数1階線形微分方程式―非斉次形
3週 変数係数1階線形微分方程式
4週 未定係数法
5週 変数分離形
6週 同次形・完全微分方程式
7週 ベルヌーイ・リッカティの微分方程式
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 定数係数2階斉次線形微分方程式(その1)
10週 定数係数2階斉次線形微分方程式(その2)
11週 斉次方程式に対する初期値問題
12週 自由振動・減衰振動・電気回路
13週 定数係数2階非斉次線形微分方程式(その1)
14週 定数係数2階非斉次線形微分方程式(その2)
15週 まとめと演習
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・到達度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学微分方程式の意味を理解し、簡単な変数分離形の微分方程式を解くことができる。3前5,前6,前7
簡単な1階線形微分方程式を解くことができる。3前1,前2,前3,前4
定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。3前9,前10,前11,前12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000