建築施工

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建築施工
科目番号 0182 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:『専門士課程 建築施工』福田健策、渡辺亮一/学芸出版社
担当教員 西井 正志

到達目標

1 施工の流れを理解できる。
2 各種工事、施工方法を理解できる。
3 伝統的技術や技能を理解できる。
4 躯体工事が理解できる。
5 仕上工事が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1施工の流れを十分に理解できる。施工の流れを理解できる。施工の流れを理解できない。
評価項目2各種工事、施工方法を十分理解できる。各種工事、施工方法を理解できる。各種工事、施工方法を理解できない。
評価項目3伝統的技術や技能を十分理解できる。伝統的技術や技能を理解できる。伝統的技術や技能を理解できない。
評価項目4躯体工事が十分に理解できる。躯体工事が理解できる。躯体工事が理解できない。
評価項目5仕上工事が十分に理解できる。仕上工事が理解できる。仕上工事が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築施工とは広範な科学的理論と技術に基づいて、設計図書に示された所定の建築物を具体的に生産することである。その生産プロセスにおける各種工事の施工技術や工法の具体的な事項を学ぶことを目的とする。
授業の進め方・方法:
【授業方法】
講義を中心に授業を進める。
イラスト、画像を使用し板書で解説する。
小テストを適宜行う。
【学習方法】
1. 教科書を事前に読み込んでおくこと。
2. 街中で目にするにする建築工事現場を観察すること。
注意点:
【定期試験の実施方法】
中間・期末の2回の試験を行う。時間は50分とする。

【成績の評価方法・評価基準】
成績の評価方法は中間・期末の2回の定期試験の平均値をもって総合成績とする。到達目標に基づき,建築施工の流れ、施工方法、躯体工事、仕上げ工事など,各項目の理解についての到達度を評価基準とする。

【学生へのメッセージ】
建築施工は、先人などの知識・経験によって得られた知恵から学ぶことも多く、経営から計画・管理、各種工事施工技術、補修・解体技術、および施工関連法規など広範囲な分野に及んでいます。”施工”は、これらの基本を広い視野を持って修得することが重要です。
建物が作られる過程の基礎を学習し、身の回りの工事現場を好奇心を持ってのぞいてみてください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,施工計画・管理 1 施工の流れを理解できる。
2週 工事準備・仮設工事 1 施工の流れを理解できる。
3週 土工事・地業工事・基礎工事 2 各種工事、施工方法を理解できる。
4週 鉄筋工事 4 躯体工事が理解できる。
5週 型枠工事 4 躯体工事が理解できる。
6週 コンクリート工事 4 躯体工事が理解できる。
7週 鉄骨工事 4 躯体工事が理解できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 組積工事 4 躯体工事が理解できる。
10週 木工事 3 伝統的技術や技能を理解できる。
11週 防水工事 2 各種工事、施工方法を理解できる。
12週 左官工事・タイル工事・石工事 5 仕上工事が理解できる。
13週 塗装工事・建具工事・ガラス工事 5 仕上工事が理解できる。
14週 内装工事・断熱工事 2 各種工事、施工方法を理解できる。
15週 設備工事・屋根工事・金属工事 2 各種工事、施工方法を理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野施工・法規現場組織の編成について説明できる。4
設計図書と施工図の関係について説明できる。4前1,前2
各種書類の行政への届出先と期限について説明できる。4
ネットワーク工程表の計算ができる。4前1,前2
バーチャート工程表について説明できる。4
5大管理項目(品質、原価、工程、安全、環境)の特徴について説明できる。4
鉄筋の加工について説明できる。4
継手(重ね、圧接、機械式、etc.)の仕組みについて説明できる。4前4,前5
定着の仕様とメカニズムについて説明できる。4
鉄筋の組立ての基準・仕様について説明できる。4前4,前5
かぶりの必要性、かぶり厚さの基準・仕様・法令について説明できる。4前4,前5
型枠の材料、種類をあげることができる。4
型枠の組立て手順について説明できる。4
せき板の存置期間について説明できる。4
支保工の存置期間について説明できる。4
使用材料の試験・管理値について説明できる。4
生コンの発注について説明できる。4
運搬・締固め(打込み)の方法・手順について説明できる。4前6
養生の必要性について説明できる。4前6
現場組立て(建方)方法、工法について説明できる。4前7
工事の流れ(仮設・準備・基礎・地業・躯体・仕上げ・設備(電気・空調・給排水・衛生)・解体)について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000