電気機器Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 2020
授業科目 電気機器Ⅱ
科目番号 0207 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリント配布/服部正行他「電気機器学の講義と演習」(森北出版社)
担当教員 七森 公碩

到達目標

1 変圧器の原理と構造を説明できる。
2 変圧器のパラメータの導出・計算ができる。
3 変圧器の損失と効率を説明・計算ができる。
4 変圧器のベクトル図を描くことができる。
5 交流モータの原理と構造を説明できる。
6 交流モータのパラメータの導出・計算ができる。
7 誘導モータの等価回路とベクトル図を描くことができる。
8 同期モータの等価回路とベクトル図を描くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1変圧器の原理と構造を十分説明できる。変圧器の原理と構造を説明できる。変圧器の原理と構造を説明できない。
評価項目2変圧器のパラメータの導出・計算が十分できる。変圧器のパラメータの導出・計算ができる。変圧器のパラメータの導出・計算ができない。
評価項目3変圧器の損失と効率を説明・計算が十分できる。変圧器の損失と効率を説明・計算ができる。変圧器の損失と効率を説明・計算ができない。
評価項目4変圧器のベクトル図を描くことが十分できる。変圧器のベクトル図を描くことができる。変圧器のベクトル図を描くことができない。
評価項目5交流モータの原理と構造を十分説明できる。交流モータの原理と構造を説明できる。交流モータの原理と構造を説明できない。
評価項目6交流モータのパラメータの導出・計算が十分できる。交流モータのパラメータの導出・計算ができる。交流モータのパラメータの導出・計算ができない。
評価項目7誘導モータの等価回路とベクトル図を描くことが十分できる。誘導モータの等価回路とベクトル図を描くことができる。誘導モータの等価回路とベクトル図を描くことができない。
評価項目8同期モータの等価回路とベクトル図を描くことが十分できる。同期モータの等価回路とベクトル図を描くことができる。同期モータの等価回路とベクトル図を描くことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
直流モータおよび交流モータ・発電機や変圧器の基礎を解説し,続いてそれらの電子工学(エレクトロニクス)による制御を習得させる。さらに,電気エネルギーをより広範な生産活動へ応用するための各種電気エネルギー変換機器とその利用を理解させる。これらにより,電気機器とその制御に関する基礎知識と,それらの高度産業技術への展開能力を獲得させる。

【Course Objectives】Students will learn
1. the principles and characteristics of motors, generators and transformers,
2. their advanced control with electronics technology,
3. power conversion circuits and their applications.

授業の進め方・方法:
【授業方法】
プリントに沿った解説と板書を中心として講義を進める。最近のトピックスなどを配布資料やスライドで紹介し,実用技術との対応を述べる。重要事項は全て板書するので,必ずノートを取り,理解すること。

【学習方法】
1.授業中に説明を行うが,不明な点は気軽にその場で質問すること。
2.黒板の説明をノートに取ること。
3.毎回復習し,疑問点はオフィスアワーなどを利用して解決すること。

注意点:
【定期試験の実施方法】
半期2回の試験を行う。時間は50分とする。
電卓の持ち込みを可とする。

【成績の評価方法・評価基準】
定期試験(約80%)および小テスト(約20%)で評価する。到達目標に対して60%以上の到達度をもって合格とする。

【履修上の注意】
授業には電卓を持参すること。

【教員の連絡先】
研究室 A棟3階(A-317)
内線電話 8962
e-mail: k.nanamoriアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの内容の説明,変圧器の基礎
2週 変圧器の等価回路
3週 無負荷試験と短絡試験
4週 変圧器の損失 2,3
5週 整合変圧器
6週 変圧器のベクトル図
7週 三相交流
8週 中間試験
4thQ
9週 交流モータの回転原理
10週 誘導モータと同期モータ
11週 無負荷試験と拘束試験
12週 機械出力,極数 5,6
13週 誘導モータの等価回路と特性 5,7
14週 同期モータの等価回路とベクトル図 5,8
15週 発電機動作と電動機動作 5,7,8
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000