到達目標
1 基本的な一階の常微分方程式が解ける。
2 基本的な二階の常微分方程式が解ける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 基本的な1階の微分方程式について理解し,さまざまな手法を用いて解くことができる。また,解挙動の解析を通じて現象を説明できる。 | 基本的な1階の微分方程式が解ける。 | 基本的な1階の微分方程式が解けない。 |
評価項目2 | 基本的な2階の微分方程式について理解し,さまざまな手法を用いて解くことができる。また,解挙動の解析を通じて現象を説明できる。 | 基本的な2階の微分方程式が解ける。 | 基本的な2階の微分方程式が解けない。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
【授業目的】
微分方程式とは何かを理解し,基本的な1階および2階の微分方程式の解法を身につける。
[Course Objectives]
Students will be able to understand what differential equations are.
Students will know how to solve basic differential equations of first or second orders.
授業の進め方・方法:
【授業方法】
講義を中心に授業をすすめる。すでに修得しているべき基本事項を質問や演習により確認し,それを基礎として新しい事項を講義していく。また,実際の現象にどのように応用されるか解説する。理解を深めてもらうことを目的に,演習や授業時間外学習のための課題を出題する。
【学習方法】
数学は積み上げ式の学問であるから,これまでに学んできた事項の理解に不足があれば復習を行うこと。特に微分積分の理解は重要である。また,時間をおいた繰り返し学習が修得のために効果的である。自発的な問題演習などにより,試験前だけでなく日々の学習に励んでもらいたい。
注意点:
【履修上の注意】
教科書やプリントの問題を解く練習をすること。繰り返しが重要である。
【定期試験の実施方法】
中間・期末の2回の試験を行う。
【成績の評価方法】
成績は中間テストと期末テストによって評価する。到達目標に基づき,各項目の達成度を評価基準とする。
【学生へのメッセージ】
さまざまな自然現象は,そのほとんどが微分方程式によって記述される。したがって,微分方程式を知り,さらにはそれを解くことは,自然現象の理解と制御に結びつく。しかし微分方程式論は,多数の未解決問題が残されている未完の学問領域であり,日々新たな発見がなされている発展途上の学問領域である。
本講義では,古くから理工系技術者によって利用されてきた微分方程式とその解法を修得してもらう。技術者として将来にわたって必須の学問領域であるから,確実に修得してもらいたい。同時に,微分方程式を解くための道具としての微分積分学の理解を深めてもらいたい。
学生諸君には,本科目で学んだ微分方程式をモデルとする現象を,各自の専門分野から探しだしてみることをおすすめする。そうすることにより,授業で学んだ知識が活き活きとしたものとして身につくだけでなく,専門分野についても,本質的な理解へと近づくことができるであろう。
【教員の連絡先】
研究室 A棟2階(A-212)
内線電話 8916
e-mail:kametaniアットマークmaizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバス内容の説明,定数係数1階線形微分方程式 |
1 基本的な1階微分方程式が解ける
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2週 |
定数係数1階線形微分方程式―非斉次形 |
1 基本的な1階微分方程式が解ける
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3週 |
変数係数1階線形微分方程式 |
1 基本的な1階微分方程式が解ける
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4週 |
未定係数法 |
1 基本的な1階微分方程式が解ける
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5週 |
変数分離形 |
1 基本的な1階微分方程式が解ける
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6週 |
同次形・完全微分方程式 |
1 基本的な1階微分方程式が解ける
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7週 |
ベルヌーイ・リッカティの微分方程式,まとめと復習 |
1 基本的な1階微分方程式が解ける
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
定数係数2階斉次線形微分方程式(その1) |
2 基本的な2階微分方程式が解ける
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10週 |
定数係数2階斉次線形微分方程式(その2) |
2 基本的な2階微分方程式が解ける
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11週 |
斉次方程式に対する初期値問題 |
2 基本的な2階微分方程式が解ける
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12週 |
自由振動・減衰振動・電気回路 |
2 基本的な2階微分方程式が解ける
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13週 |
定数係数2階非斉次線形微分方程式(その1) |
2 基本的な2階微分方程式が解ける
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14週 |
定数係数2階非斉次線形微分方程式(その2) |
2 基本的な2階微分方程式が解ける
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15週 |
まとめと演習 |
2 基本的な2階微分方程式が解ける
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16週 |
前期期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 微積分の基本定理を理解している。 | 3 | |
いろいろな関数の偏導関数を求めることができる。 | 3 | |
基本的な変数分離形の微分方程式を解くことができる。 | 3 | |
微分方程式の意味を理解し、簡単な変数分離形の微分方程式を解くことができる。 | 3 | 前5,前6,前7 |
簡単な1階線形微分方程式を解くことができる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4 |
定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート等課題 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |