数値解析Ⅱ

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 数値解析Ⅱ
科目番号 0225 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書・教材等】教材:必要に応じて資料を配付する。【参考書・参照URL等】平沢岳人「やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミング」(エクスナレッジ),  GRAPHISOFT「GDL リファレンスガイド」 (http://www.graphisoft.co.jp/jp/downloads/GDL_reference_guide.pdf)
担当教員 渡部 昌弘

到達目標

1 複雑な3次元形状を、プログラムを用いて説明できる
2 BIMを用いて、実際の建築物・構造物に近い構造モデルを作成できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1複雑な3次元形状を、プログラムを用いて充分に説明できる複雑な3次元形状を、プログラムを用いて部分的に説明できる複雑な3次元形状を、プログラムを用いて説明できない
評価項目2BIMを用いて、複雑かつ正確な構造モデルを作成できるBIMを用いて、構造モデルを作成できるBIMを用いた構造モデルの作成ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
近年、建築・土木業界で普及が進むBIM/CIMを用いた設計を学習し、理解する。
本授業では、プログラミングを用いて、より自由度の高い造形を修得する。

【Course Objectives】
The aim of this course is to understand the design methods with the Building Information Modeling / Construction Information Modeling. In this course, students study program-based modeling.

授業の進め方・方法:
【授業方法】
授業は講義と演習を併用して行う.

注意点:
【定期試験の実施方法】
中間・期末の2回の定期試験を行う。試験時間は50分とする。

【成績の評価方法・評価基準】
授業中の演習課題(30%)・試験(70%)により総合評価する.到達目標に基づき,モデリングの到達度を評価基準とする。

【履修上の注意】
前半部は,BASIC言語とほぼ同等の文法を用いるため先行科目の復習を要する.なお,授業ではPCを使用する.

【教員の連絡先】
研究室 A棟2階(A-208)
内線電話:8981
E-mail:m.watabe@ アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明・建設業界におけるBIM/CIMの現状と課題・ARCHICADの紹介・ARCHICADの基本操作・パラメトリックモデリングとは何か
2週 BIM/CIMの概念
3週 GDLモデリングの基本操作・基本形状コマンド1
4週 2つの座標系・基本形状コマンド2
5週 基本形状コマンド3
6週 オブジェクトの作成・レンダリング
7週 オブジェクトの編集
8週 モデリング演習
2ndQ
9週 繰り返し処理・分岐処理・配列を利用した複雑な形状の作成
10週 ブーリアン演算(ソリッド演算)
11週 パラメータの利用・CALL構文
12週 BIMを用いた建築物の設計1
13週 BIMを用いた建築物の設計2
14週 BIMを用いた構造物の設計3
15週 (14 週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認
1,2
16週 1週分の課題を出題する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野構造構造物の安定性、静定・不静定の物理的意味と判別式の誘導ができ、不静定次数を計算できる。3前12,前13,前14,前15,前16
製図CADソフトウェアの機能を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前15,前16
図形要素の作成と修正について、説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前15,前16
与えられた条件を基に設計計算ができる。3前11,前15,前16
設計した物をCADソフトで描くことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前15,前16
建築系分野構造構造物の安定性、静定・不静定の物理的意味と判別式の誘導ができ、不静定次数を計算できる。3前12,前15,前16
いずれかの方法(変位法(たわみ角法)、固定モーメント法など)により、不静定構造物の支点反力、応力(図)を計算できる。3前12,前15,前16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000