河川工学

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 河川工学
科目番号 0228 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 川合 茂,和田 清,神田 佳一,鈴木 正人「河川工学」(コロナ社)
担当教員 上野 卓也

到達目標

1 河川の地形特性を説明できる.
2 水の循環を説明できる.
3 河川の治水・利水・環境保全について説明できる.
4 河川構造物の役割を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1河川の地形特性を説明できる.河川の地形特性について基礎的な内容は説明できる.河川の地形特性を説明できない.
評価項目2水の循環を説明できる.水の循環について基礎的な内容は説明できる.水の循環を説明できない.
評価項目3河川の治水・利水・環境保全について説明できる.河川の治水・利水・環境保全について基礎的な内容は説明できる.河川の治水・利水・環境保全について説明できない.
評価項目4河川構造物の役割を説明できる.河川構造物の役割について基礎的な内容は説明できる.河川構造物の役割を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
河川災害から我々の生命・財産を守る治水,河川を有効活用する利水,河川とその流域の環境保全について,河川地形学,水文学,河川計画の観点から学習する.

【Course Objectives】
We know that a development of our civilization has related deeply to rivers. Therefore, it is important to make planning river improvements. Basic knowledge for river improvements is studied attention focus with flood control irrigation.

授業の進め方・方法:
【授業方法】
講義を中心に授業を進めるが,必要に応じて資料の配付,プロジェクターでの説明を行う.また,授業中には説明内容を応用できるように演習を行い,学生自身が理解度を確認できるように小テストを実施するとともに,知識の定着を図るために課題を与える.

【学習方法】
1.授業中は説明を聞き,演習問題を自分自身で解くこと.
2.授業の最後には小テストを毎回実施する.そのため,授業スケジュールを確認し,自学自習に励むこと.
3.授業内容に関する課題を毎回の授業で与える.期日までに提出すること.

注意点:
【定期試験の実施方法】
中間・期末ともに試験を実施する.試験時間は50分とする.

【成績評価の方法・評価基準】
成績は,定期試験(60%)と小テスト・課題など(40%)で総合的に評価する.評価基準は,到達目標1~4に対する到達度とする.

【履修上の注意】
本科目は,授業での学習と授業外での自己学習で成り立つものであり,授業外の自己学習のためのレポート課題を課す.また,授業には教科書・電卓を必ず持参すること.

【教員の連絡先】
研究室:A棟2階(A-217)
内線番号:8989
e-mail:t.ueno アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,河川工学の概論(pp.2-3)
2週 河川の地形学:河川と流域(pp.4-9)
3週 河川の地形学:河川の作用と流域(pp.13-16)
4週 河川の水文学:水の循環(pp.20-32)
5週 河川の水文学:流出現象(pp.33-36)
6週 河川の水文学:流出解析(pp.37-49)
7週 復習および演習
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却および復習
10週 河川の水理学(pp.72-78)
11週 河川計画:治水(pp.117-138)
12週 河川計画:利水(pp.140-146)
13週 河川計画:環境保全(pp.164-177)
14週 河川構造物(pp.149-160)
15週 復習および演習
16週 (15週目の後に期末試験を実施)
期末試験返却・達成度確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野水理河川の分類と流域について、説明できる。4前2,前3
水の循環、雨が降る仕組み、我が国の降雨特性について、説明できる。4前4,前5,前6
水文量の観測方法を説明でき、流域平均雨量を計算できる。3前4,前5,前6,前7
河道およびダムによる洪水対策を説明できる。4前10,前11,前12,前13
河川堤防・護岸・水制の役割について、説明できる。4前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000