海岸工学

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 海岸工学
科目番号 0237 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 平山秀夫・辻本剛三・島田富美男・本田尚正共著「海岸工学」(コロナ社)
担当教員 上野 卓也

到達目標

1 波の基本的性質を説明できる.
2 津波と高潮の特徴を説明できる.
3 日本の海岸環境を説明できる.
4 港湾の役割を理解し,港湾施設の計画・設計・施工について説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1波の基本的性質を説明できる波の基本的性質について,基礎的な内容は説明できる波の基本的性質を説明できない
評価項目2津波と高潮の特徴を説明できる津波と高潮の特徴について,基礎的な内容は説明できる津波と高潮の特徴を説明できない
評価項目3日本の海岸環境を説明できる日本の海岸環境について,基礎的な内容は説明できる日本の海岸環境を説明できない
評価項目4港湾の役割を理解し,港湾施設の計画・設計・施工について説明できる港湾の役割を理解し,港湾施設の計画・設計・施工について基礎的な内容は説明できる港湾の役割を理解しておらず,港湾施設の計画・設計・施工について説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
この科目は,波の基礎理論や港湾工学について講義形式で授業を行うものである.
全15週のうち,第1週から第7週は波の基本的性質や長周期波などの理論的な内容を学習し,第9週から第15週の授業は港湾施設の役割・機能について近畿地方整備局舞鶴港湾事務所の者が担当する.

【Course Objective】
The aim of this course is to understand the characteristics of a wave and fundamental wave theory and to calculate the wave pressure acting on a coastal structure. The topics in this course will include small amplitude wave theory, wave transformation, wind wave, tide and wave pressure. Reports are required for some of the items treated in this course.
授業の進め方・方法:
【授業方法】
講義を中心に授業を進めるが,必要に応じて資料の配付,プロジェクターでの説明を行う.また,授業中には説明内容を応用できるように演習を行い,学生自身が理解度を確認できるように小テストを実施する.さらに,知識の定着を図るために課題を与える.

【学習方法】
1.授業中は説明を聞き,演習問題を自分自身で解くこと.
2.授業の最後には小テストを毎回実施する.そのため,授業スケジュールを確認し,自学自習に励むこと.
3.授業内容に関する課題を毎回の授業で与える.期日までに提出すること.
注意点:
【定期試験の実施方法】
中間・期末ともに試験を実施する.試験時間は50分とする.

【成績評価の方法・評価基準】
成績は,定期試験(50%)と小テスト・課題など(50%)で総合的に評価する.評価基準は,到達目標1~4に対する到達度とする.

【履修上の注意】
教科書・電卓を必ず持参すること.

【学生へのメッセージ】
舞鶴市は海に面しており,波や海岸構造物を見ることのできる絶好のロケーションにあります.海岸工学の学習に励んでください.

【教員の連絡先】
内線番号:8989,メールアドレス:t.uenoの後ろに@maizuru-ct.ac.jpを付けて下さい
研究室:A棟2階(217)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバス内容の説明,海岸工学の概論
2週 波の基本的性質1:波の分類,微小振幅波 1 波の基本的性質を説明できる.
3週 波の基本的性質2:波の変形 1 波の基本的性質を説明できる.
4週 波の統計的性質,波浪推算 1 波の基本的性質を説明できる.
5週 長周期波 2 津波と高潮の特徴を説明できる.
6週 漂砂,海岸環境の保全 3 日本の海岸環境を説明できる.
7週 復習および演習
8週 中間試験
4thQ
9週 港湾の役割(国) 4 港湾の役割を理解し,港湾施設の計画・設計・施工について説明できる.
10週 港湾の役割(京都府) 4 港湾の役割を理解し,港湾施設の計画・設計・施工について説明できる.
11週 港湾工事と関連法令 4 港湾の役割を理解し,港湾施設の計画・設計・施工について説明できる.
12週 港湾施設の設計 4 港湾の役割を理解し,港湾施設の計画・設計・施工について説明できる.
13週 港湾構造物の品質確保と工事安全 4 港湾の役割を理解し,港湾施設の計画・設計・施工について説明できる.
14週 港湾の技術1 4 港湾の役割を理解し,港湾施設の計画・設計・施工について説明できる.
15週 港湾の技術2 4 港湾の役割を理解し,港湾施設の計画・設計・施工について説明できる.
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野水理津波と高潮の特徴を説明できる。4後5
波の基本的性質を説明できる。4後2,後3,後4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力0000000
専門的能力50000500100
分野横断的能力0000000