到達目標
1 鋼部材について簡単な設計計算ができる。
2 鋼部材の接合法の基本について計算できる。
3 仕口および柱脚の設計方法を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 鋼部材について設計基準を理解し,簡単な設計計算ができる。 | 鋼部材について簡単な設計計算ができる。
| 鋼部材について簡単な設計計算ができない。
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評価項目2 | 鋼部材の接合法の特徴を理解し,基本的な計算ができる。 | 鋼部材の接合法の基本について計算できる。 | 鋼部材の接合法の基本について計算できない。
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評価項目3 | 仕口および柱脚の種類と設計方法について説明できる。 | 仕口および柱脚の設計方法について説明できる。 | 仕口および柱脚の設計方法について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
【授業目的】
本科目の目的は、鋼構造物を設計するために必要な基本的事項と適用法を、総合的に理解することを目的とする。
【Course Objectives】
The aim of this course is to understand synthetically fundamentals and application methods required to design steel structures.
授業の進め方・方法:
【授業方法】
講義を中心に授業を進める。その展開の中では,すでに修得しているべき基本事項について復習や学生に質問しながら,基本事項の整理を行う。鋼構造学の対象として代表的な鋼橋を例に授業を進める。また,理解を深めるために,必要に応じて授業時間内での演習問題や授業時間外学習としての課題を課す。
【学習方法】
予習:教科書を事前に読み、疑問点を明らかにしておく。
授業:演習には自ら積極的に取り組むこと。
復習:授業の知識を整理するとともに、練習問題を各自解いてみる。
注意点:
【定期試験の実施方法】
中間・期末の2回の試験を行う。
試験時間は50分とする。
持ち込みは電卓を可とする。
【成績の評価方法・評価基準】
成績の評価方法は,前期・後期とも各2回の試験の平均値で定期試験結果を評価する(70%)。その他,各単元の演習や必要に応じて課すレポート課題の内容の評価(30%)との合計をもって総合成績とする。
到達目標に基づき,鋼部材の設計計算,鋼部材の接合方法についての到達度を評価基準とする。
【履修上の注意】
毎授業には電卓を持参すること。
【教員の連絡先】
研 究 室 非常勤講師室
内線電話
e-mail:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
シラバス内容の説明,鋼部材の設計 |
1
|
2週 |
鋼部材の設計(断面計算) |
1
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3週 |
鋼部材の設計(断面計算) |
1
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4週 |
鋼部材の設計(補剛材) |
1
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5週 |
鋼部材の設計(梁・柱・荷重集中点) |
1
|
6週 |
疲労 |
1
|
7週 |
演習 |
1
|
8週 |
中間試験 |
1
|
4thQ |
9週 |
鋼構造物の接合 |
2
|
10週 |
溶接接合 |
2
|
11週 |
溶接接合 |
2
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12週 |
高力ボルト接合 |
2
|
13週 |
高力ボルト接合 |
2
|
14週 |
仕口の構造と設計 |
3
|
15週 |
柱脚の構造と設計 |
3
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16週 |
(15週目の後に期末試験を実施) 期末試験返却・達成度確認 |
2,3
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 構造 | 応力とその種類、ひずみとその種類、応力とひずみの関係(フックの法則、弾性係数、ポアソン比)について説明でき、それらを活用できる。 | 3 | |
鋼材の力学的性質について理解している。 | 3 | |
曲げモーメントによる断面に生じる応力(圧縮、引張)とひずみを理解し、それらを計算できる。 | 3 | |
垂直応力とせん断応力について説明できる。 | 3 | |
応力とその種類、ひずみとその種類、応力とひずみの関係を理解し、弾性係数、ポアソン比やフックの法則などの概要について説明でき、それらを計算できる。 | 3 | |
断面に作用する垂直応力、せん断応力について、説明できる。 | 3 | |
柱の細長比と座屈荷重の関係から、柱の基本的な設計を理解している。 | 3 | |
圧縮力を受ける柱の分類(短柱・長柱)を理解し、各種支持条件に対するEuler座屈荷重を計算できる。 | 3 | |
鋼構造物の種類、特徴について、説明できる。 | 3 | |
橋の構成、分類について、説明できる。 | 3 | |
橋梁に作用する荷重の分類(例、死荷重、活荷重)を説明できる。 | 3 | |
各種示方書に基づく設計法(許容応力度、終局状態等)の概要を説明でき、安全率、許容応力度などについて説明できる。 | 3 | |
軸力を受ける部材、圧縮力を受ける部材、曲げを受ける部材や圧縮と曲げを受ける部材などについて、その設計法を説明でき、簡単な例に対し計算できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |