特別実験(CA)

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 特別実験(CA)
科目番号 0011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 前期:6
教科書/教材 必要に応じて資料を配布する。
担当教員 徳永 泰伸,渡部 昌弘,中尾 尚史

到達目標

1 実験装置やシステムを理解し,これらを適切に取り扱ってデータを収集することができる。
2 実験の目的と手法を理解し,実験計画の立案および実験結果の予測ができる。
3 実験データの収集,処理,分析を通して,データの持つ意味,精度等を把握することができる。
4 実験結果に基づいて現象を考究し,その内容を適切に記述して報告書を作成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験装置やシステムを理解し,これらを自ら適切に取り扱ってデータを収集することが十分にできる。実験装置やシステムを理解し,これらを適切に取り扱ってデータを収集することができる。実験装置やシステムを理解し,これらを適切に取り扱ってデータを収集することができない。
評価項目2実験の目的と手法を十分に理解し,自ら実験計画の立案および実験結果の予測ができる。実験の目的と手法を理解し,実験計画の立案および実験結果の予測ができる。実験の目的と手法を理解し,実験計画の立案および実験結果の予測をすることができない。
評価項目3実験データの収集,処理,分析を通して,データの持つ意味,精度等を十分に把握することができる。実験データの収集,処理,分析を通して,データの持つ意味,精度等を把握することができる。実験データの収集,処理,分析を通して,データの持つ意味,精度等を把握することができない。
評価項目4実験結果に基づいて現象を十分に考究し,その内容を適切に記述して報告書を作成することができる。実験結果に基づいて現象を理解し,その内容を適切に記述して報告書を作成することができる。実験結果に基づいた現象の理解や,その内容を適切に記述して報告書を作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (CA-ⅲ) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この科目は,建設工学分野の実験・解析手法等について実験形式で授業を行うものである。全15週のうち,
・構造部材の耐荷力試験:企業で橋梁の設計を担当していた教員
・建築環境実験:企業で舞台設備設計を担当していた教員
が担当する。

【授業の目的】
1.建設工学およびこれらの基礎となる工学現象に関する事項について論考し,実験に先立って結果を予測する習慣を身につけさせる。
2.実験によって実証し,得られた結果についてデータ解析を行って詳細に検討し,考察を加えて,報告書を作成し,発表する力を育成する。

【Course Objectives】
The aim of this course is :
1. to acquire the habit of examining matter related to engineering phenomena based on Civil engineering and Architecture and the ability to predict the results before conducting experiments.
2. to develop the ability to prove hypotheses by conducting experiments, to examine the derived data in detail through analysis techniques, and to make a report and presentation after considering the results.

授業の進め方・方法:
【授業方法】
授業は,3週および4週ごとの実験テーマを用意し,テーマ毎に担当教員が各々担当し,オムニバス形式で実験する。

【学習方法】
実験に先立ち,実験テーマに関連する基礎的事項をよく調べ,実験内容をよく理解する。
実験に際しては,現象を支配する因子等を把握し,現象の理解に努めるとともに,結果の予測に努め,有効なデータ収集を工夫する。
データ解析については,結果についての検討,考察を行い,報告書を作成する。

注意点:
【定期試験の実施方法】
定期試験は行わず,実験テーマに対するレポートの提出を義務づけ,演習を加味し,また,場合に応じて発表を行わせる。

【成績の評価方法・評価基準】
到達目標に基づき,課題レポートの内容,実験の進捗度合い,作業に対する集中力等を勘案し,各担当教員が評価する。これらの評価を平均して総合評価とする。

【履修上の注意】
1週目のオリエンテーションで本科目の諸注意を行う。

【教員の連絡先】
各テーマの担当者

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション シラバス説明
2週 構造部材の耐荷力試験
:構造部材の不安定現象の概説,梁の座屈実験の説明
1,2,3
3週 構造部材の耐荷力試験
:ボール紙でつくる梁の耐荷力実験の説明,試作品作成
1,2,3
4週 構造部材の耐荷力試験
:ボール紙でつくる梁の載荷試験
1,2,3
5週 レポート整理
6週 建築環境実験
:建築環境要因と評価方法についての解説
1,2,3
7週 建築環境実験
:音環境に関する評価実験(その1)
1,2,3
8週 建築環境実験
:音環境に関する評価実験(その2)
1,2,3
2ndQ
9週 レポート整理
10週 建築材料実験
:建築材料とその実験についての解説
1,2,3
11週 建築材料実験
:木質材料実験(木材の引張変形)
1,2,3
12週 建築材料実験
:木質材料実験(めり込み変形)
1,2,3
13週 レポート整理
14週 レポート整理
15週 レポート整理
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000