環境防災論

科目基礎情報

学校 舞鶴工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 環境防災論
科目番号 0057 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 上野 卓也

到達目標

1 海岸災害の種類とその自然外力を理解し,説明できる。
2 海岸環境について理解し,説明できる。
3 洪水災害の種類と原理を理解し,説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1海岸災害の種類とその自然外力を十分に理解し,説明できる。また、これらについて自らの考えを論理的に述べることができる。海岸災害の種類とその自然外力を理解し,説明できる。海岸災害の種類とその自然外力を理解していない。
評価項目2海岸環境について十分い理解し,説明できる。また、これらについて自らの考えを論理的に述べることができる。海岸環境について理解し,説明できる。海岸環境について理解していない。
評価項目3洪水災害の種類と原理を十分に理解し,説明できる。また、これらについて自らの考えを論理的に述べることができる。洪水災害の種類と原理を理解し,説明できる。洪水災害の種類と原理を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【授業目的】
 環境防災を効果的に推進するには,災害や環境破壊の原因・メカニズムを正確に把握するとともに,社会や周辺環境への波及効果を常に配慮しながら対策を講ずることが重要である。本講義では,種々の災害や環境問題への工学的対応策を検討し,防災のあり方を深く理解することが目的である。また,具体的な環境・防災問題やトピックス分野を適宜取りあげ,問題の本質,社会的要請,防災・対策技術の現状,将来動向について広く議論し,その理解を深める。

【Course Objectives】
 The purpose of this course is to understand the causes of some natural disasters and their countermeasures from the environmental aspects. The topics in this course will include coastal disasters, seacoast preservation and flood. Reports are required for some of the items treated in this course.

授業の進め方・方法:
【授業方法】
講義を中心に授業を進めるが,必要に応じて資料の配付,プロジェクタ,スライド等を用いて説明を行う。環境・防災問題は種々の要因が複雑に関係しているので,
これらの相互関係を明確にすることに留意しながら講義を進める。また,講義内容の理解の定着と応用力の涵養のため,リポート課題を課す。

【学習方法】
1.工学や技術の発展が人々の生活環境に及ぼす影響について常に考えるとともに,環境と防災に関する種々の問題に関して,新聞,ニュース,雑誌等の媒体を通して常に情報を収集し,客観的な観点から評価することを心がける。
2.個々の講義項目は限定されたものであるが,環境・防災問題は種々の要因が複雑に関係しているので,常に既学習内容との関連を考えながら理解することに努める。
3.課題,とくに論述式のものについては,十分な下調べを行い,理解を深めた上で記述する。
4.毎回の授業の前後には,予習・復習として4時間程度の自己学習(課題を含む)を行うこと。

注意点:
【定期試験の実施方法】
定期試験は実施しない。

【成績の評価方法・評価基準】
 評価方法はリポート課題に基づく。評価基準は,到達目標に基づき,海岸災害,海岸環境,洪水災害等に関する自己学習としてのリポート課題の解答内容により評価する。なお,課題では客観的観点からの自身の論考が必要。
自己学習の内容として以下の課題(例)に取り組む。
1.津波・高潮などの海岸災害について,災害履歴を調査し,災害発生の要因を分析する。
2.海岸の環境変化について,社会背景や地形学的特性を考慮し,調査・分析する。
3.舞鶴市を対象に河川氾濫・道路冠水などの被害を調査し,対策を検討する。

【履修上の注意】
本科目は,授業での学習と授業外での自己学習で成り立つものである。そのため,適宜,授業外の自己学習のためのレポート課題を課す。

【教員の連絡先】
教 員 名  加登、上野
研 究 室 A-215
内線電話 8895, 8989
e-mail:katoまたはt.ueno の後に@maizuru-ct.ac.jp

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス内容の説明,環境防災論概説(自然災害/対策と環境問題) 1,2,3
2週 海岸災害(4回)
津波,高潮,潮汐,災害対策
3週
4週
5週
6週 海岸環境(5回)
海岸侵食,海岸生態系,環境保全
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週 洪水災害(5回)
外水・内水災害,都市水害,水害の予測と対策
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000