概要:
自然と人間活動との関わりあいについて考察する。それとともに世界の地誌の知識を深めた上で、今日の国際社会が抱える諸問題を地理的な視点で捉え、解決の糸口を考察することを目的とする。
授業の進め方・方法:
教科書、地図帳を使って授業を進め、話した内容に対してメモを取ることを重要視する。自学自習を欠かさず行って、自ら世界地理の興味を持って、世界情勢を考えていくという姿勢で臨んでもらいたい。
注意点:
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
現代世界の諸地域・地域の考察方法 |
世界の諸地域に関する知識を十分に持ち、考察方法についての説明が出来る。
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2週 |
東アジア(1)(中国の気候・工業と広大な経済圏) |
現在の中国の地誌に関して十分な知識を持ち、なおかつ工業発展の過程についての説明が出来る。
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3週 |
東アジア(2)(朝鮮半島の歩みと文化・韓国の発展と変化) |
日韓の関係に関する十分な知識を持ち、地誌に基づいた文化的経済的な交流についての説明が出来る。
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4週 |
東南アジア(モンスーンの影響を受ける環境・文化・民族) |
東南アジアに関する自然地理学的な知識を十分に持ち、文化的な多様性についての説明が出来る。
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5週 |
南アジア(三つに分けられる地形、発展する産業) |
発展著しい南アジアの経済に関する知識はもちろんのこと宗教的、文化的な諸問題にも踏み込んだ説明が出来る。
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6週 |
西アジアと中央アジア(乾燥した大地とイスラーム) |
イスラーム教の教義や成り立ちについて、自然およぶ文化地理学的な知識を持って、説明が出来る。
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7週 |
アフリカ(サハラ以北と以南、モノカルチャー) |
アフリカの自然・文化に関する地誌に関する知識を持ち、諸問題に対する説明が出来る。
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8週 |
中間試験(これまでの学習内容の確認) |
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4thQ |
9週 |
ヨーロッパ(1)(高緯度でも温暖な気候と安定した大地) |
ヨーロッパの地理的な特性に関しての説明が出来る。
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10週 |
ヨーロッパ(2)(ヨーロッパの多様な産業とこれから) |
産業革命を牽引したヨーロッパの産業の成り立ちから現在に関する流れの説明が出来る。
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11週 |
アングロアメリカ(1)(移民国家・世界の農業、工業国) |
世界の経済を牽引するアメリカの産業および諸国との繋がりに関する説明が出来る。
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12週 |
アングロアメリカ(2)(政治・経済の重要な国として) |
日本とアメリカとの関係、政治的な立場に関して、地理学的な側面からの説明が出来る。
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13週 |
ラテンアメリカ(資源を中心とした工業、大土地所有制と農業) |
成長著しい南米諸国の成り立ち、地誌に関する知識を十分に持ち、これからの世界に対しての重要性の説明が出来る。
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14週 |
民族と宗教(世界の民族・言語そして宗教) |
世界の民族・言語・および宗教に関する知識を十分に持ち、世界および日本の文化の多様性を説明できる。
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15週 |
現代社会の諸問題・民族紛争、民族共生に向けての課題 |
現在、世界で起こっている諸問題に関する知識を持ち、自らの考えを信念を持って説明できる。
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16週 |
期末試験 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 2 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 1 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 2 | |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 2 | |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。 | 3 | |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 3 | |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 3 | |
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 3 | |
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。 | 3 | |
グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | |