科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 地理
科目番号 0002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 片平 博文他『新詳地理B』 斎藤 正義他『新詳高等地図』帝国書院
担当教員 古関 大樹

到達目標

1.自然と人間活動との関わりあいについて理解し、考察できる。
2.世界の地誌と多様性を認識し、グローバルな感性を身につける。
3.今日の国際社会が抱える諸問題を地理的な視点で捉え、解決の糸口を考察できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自然と人間活動との関わりあいについて十分に理解できる。自然と人間活動との関わりあいについてほぼ理解できる。自然と人間活動との関わりあいについて十分に理解できない。
評価項目2世界の地誌と多様性を十分に認識できる。世界の地誌と多様性をほぼ認識できる。世界の地誌と多様性を十分に認識できない。
評価項目3今日の国際社会が抱える諸問題を地理的な視点で捉え、解決の糸口を十分に考察できる。今日の国際社会が抱える諸問題を地理的な視点で捉え、解決の糸口をほぼ考察できる。今日の国際社会が抱える諸問題を地理的な視点で捉え、解決の糸口を十分に考察できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (C) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
世界や日本の諸地域は,人と自然の様々な関わり合いの中で成り立っており,異なる地域を形成している。地域の成り
立ちの違いや背景に関する知識を身につけることは,今日の社会が抱える様々な問題を考える上で重要である。世界や
日本の諸地域を様々な角度から考えることで,諸問題を地理的な視点で捉え、解決の糸口を考察することを目的とする
授業の進め方・方法:
教科書・地図帳に加えて独自に作成したプリントを配布して授業を進める。地図の観察や分析,統計やグラフの解析
,写真を観察して地域の様子を分析するなど,授業中に演習を行う。演習を通して,地域の成り立ちの違いや多面的な
角度で地域を分析する方法を学習するので,自らメモを取る姿勢で参加する姿勢を重要視する。授業の内容を通して世
界や地域の広がりに関心を広げ,世界的な視野で物事を考える姿勢を身につけてもらいたい。
注意点:
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
講義中,地図やグラフを塗って分析してもらうことがあるので,蛍光ペンや色鉛筆などを持参すること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 地図情報と地図化 情報を地図化する,地図から情報を分析するなど,地図が持つ本来的な役割を学習する
2週 地形と暮らし① 世界の地形 世界の地形の基本的な成り立ちを学習する
3週 地形と暮らし② 平野の地形 平野にできる地形の基本的な成り立ちを学習する
4週 村落の立地と形態 村落の立地や形態について学習する
5週 気候と植生① 世界の気候の違いが生じる仕組みについて学習する
6週 気候と植生② 気候と植生,土壌の関係について学習する
7週 世界の農業地域 世界の農業地域の成り立ちの違いについて学習する
8週 中間試験(これまでの学習内容の確認)
2ndQ
9週 資源と産業① 農畜産物の生産と流通の関係について学習する
10週 資源と産業② エネルギー・資源の貿易と経済的な結びつきについて学習する
11週 世界の工業地域① 工業立地の違いと工場の集積・分業の関係について学習する
12週 世界の工業地域② グローバル化と国際分業について学習する
13週 都市の機能と構造 都市の発達や成り立ちについて学習する
14週 世界の諸地域① ヨーロッパの地域性や社会が抱える現代的課題について学習する
15週 世界の諸地域② 中国の地域性や社会が抱える現代的課題について学習する
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。2
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。1
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。2
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。2
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。3
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

試験提出物相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合801001000100
基礎的能力80101000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000