概要:
講義の序盤では、情報倫理・セキュリティの重要性、情報を収集・処理・発信するための基本的なコンピュータ知識を理解し、学内のネットワークや各種システムの利用登録や利用方法を学びます。以降は機械工学科の実験・実習・研究を遂行するために必要な、データ整理、科学技術文書(報告書や論文)作成、プレゼンテーション実践のための技術を、コンピュータを利用しながら学びます。
授業の進め方・方法:
授業初回に配布するテキストに基づき、概要で示した内容を学びます。情報メディアセンターの演習室でスライドを用いた講義と演習室設置のコンピュータを用いたワーク・演習を行います。
注意点:
(1)講義中の演習ではコンピュータを利用します。学内ネットワーク利用方法・規則(学生生活のてびき 7.情報センター)に従って積極的に情報メディアセンターを活用し、授業外でも自らコンピュータ(特にOffice等のソフト)に慣れ親しむ姿勢が大切です。個人のコンピュータを準備する必要はありません。
(2)キーボード操作に慣れていない人は、キーボード操作練習を早めに行う必要があります。ただし授業中には練習の機会を設けませんので自主的に練習する必要があります。
(3)講義資料整理用のファイルバインダ等は各自で準備してください。
全授業の1/3以上を欠席した場合、合格の対象としません。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス 学内におけるネット利用方法。情報社会での問題点と対応 |
科目の目標を説明できる。 情報モラル、情報の安全な利用について理解し説明できる。
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2週 |
コンピュータの概要と利用 |
ハード・ソフトウェアについて理解し学内コンピュータを利用できる。
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3週 |
インターネットの利用1 |
ネットワークについて理解しeメールの送受信ができる。
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4週 |
インターネットの利用2 |
学内ネットワークの利用方法を理解し各種サービスを利用できる。
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5週 |
科学技術文書の書き方 |
科学技術文書の重要性を理解し説明できる。
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6週 |
表計算ソフトの利用1 |
科学技術文書における表・グラフの描き方を理解し実践できる。
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7週 |
表計算ソフトの利用2 |
表計算ソフトによるデータ整理・グラフ作成ができる。
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8週 |
中間試験実施せず |
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2ndQ |
9週 |
文書作成ソフトの利用1 |
科学技術文書における文章表現・構成について理解し文書を作成できる。
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10週 |
文書作成ソフトの利用2 |
表・グラフなどの情報を含んだ科学技術文書を作成できる。
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11週 |
プレゼンテーションの方法 |
プレゼンテーションの重要性や心得を理解し説明できる。
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12週 |
プレゼンテーションソフトの利用1 |
プレゼンテーションを計画し発表資料を作成できる。
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13週 |
プレゼンテーションソフトの利用2 |
プレゼンテーションを計画し発表資料を作成できる。
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14週 |
プレゼンテーションの実践1 |
プレゼンテーションにより情報を伝達/収集することができる。
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15週 |
プレゼンテーションの実践2 |
プレゼンテーションにより情報を伝達/収集することができる。
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16週 |
期末試験 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | 前5 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | 前9,前10 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | 前6,前7,前10 |
技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 3 | 前1 |
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。 | 3 | 前1 |
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。 | 3 | 前1 |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 前2,前3 |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | 前4 |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 前2 |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 3 | 前2 |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 3 | 前1 |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 3 | 前1 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 3 | 前1 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 3 | 前1 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。 | 3 | 前10 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 前4 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 前4 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | 前1 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | 前11,前12,前13,前14,前15 |