設計製図ⅠB

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 設計製図ⅠB
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 藤本 元 『初心者のための機械製図』第3版配布プリント
担当教員 史 鳳輝

到達目標

(1) 機械製図の規格を理解し、機械部品等の製作図を正確に作成できる。
(2) 各種の機械・装置について、その仕様に基づいて主要部を設計し、製作図を作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械製図の規格を理解し、機械部品等の製作図を十分に正確に作成できる。機械製図の規格を理解し、機械部品等の製作図を正確に作成できる。機械製図の規格を理解し、機械部品等の製作図を正確に作成できない。
評価項目2各種の機械・装置について、その仕様に基づいて主要部を設計し、製作図を十分に作成できる。 各種の機械・装置について、その仕様に基づいて主要部を設計し、製作図を作成できる。各種の機械・装置について、その仕様に基づいて主要部を設計し、製作図を作成できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (F) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (G) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
生活に役立つ機械を製作する上に必要な「機械設計製図」の基礎知識と規則を学び、製図技術を習得する。
この科目は企業で機械設計を担当している教員が、その経験を活かし、機械設計製図の図面の表し方、寸法記入法、製作図および歯車、軸、軸受、ねじ等製図法について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
教科書に沿った講義を行い、演習問題を課す。
注意点:
知識とルールは、テキストや配布プリント等を活用しながら蓄積する。学ぶ事柄は多いが、焦らず怠けず根気よく実行し、提出期限は厳守する。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/4以上の欠課

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 寸法公差およびはめあい(1)  寸法公差およびはめあいの理解ができる。
2週 寸法公差およびはめあい(2)  寸法公差およびはめあいを図面への記入ができる。
3週 幾何公差表示法(1)  幾何公差の定義、種類等の理解ができる。
4週 幾何公差表示法(2)  正確に図面に幾何公差の記入ができる。
5週 表面性状表示法  表面性状の理解および図面に記入できる。
6週 締結部品(ネジの表示法)  締結部品の図面作成ができる。
7週 製図演習(締結部品) 図面作成
8週 中間試験
4thQ
9週 軸受表示法  転がる軸受けの種類および製図法がわかる。
10週 歯車表示法(1) 歯車の種類および歯車の各部名称がわかる。
11週 歯車表示法(2) 標準平歯車図面の作成法ができる。
12週 製図演習(回転軸・歯車)  回転軸・歯車の図面作成ができる。
13週 製作図(組立図・部品図)  製作図の作成はできる。
14週 製図演習(ねじジャッキ)  組立図、部品図の作成ができる。
15週 機械要素適用例とAutoCAD Mechanical体験 AutoCAD Mechanical体験ができる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。2後15
製図用具を正しく使うことができる。2後15
線の種類と用途を説明できる。2後15
物体の投影図を正確にかくことができる。2後15
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。2後15
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。2後4,後5
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。2後15
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。2後15

評価割合

試験演習課題学習態度合計
総合評価割合50500100
基礎的能力0000
専門的能力50500100