機械工学実習ⅡA

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 機械工学実習ⅡA
科目番号 0038 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリントを配布
担当教員 加藤 隆弘,岩野 優樹,大森 茂俊

到達目標

(1) 手順書や指示に基づいて実習を実施できる。
(2) 機器・器具を正しく使用できる。
(3) 文書、口頭などによる報告ができる。
(4) グループで協力し実習を実施できる。
(5) 機械工学に関する基礎知識・技能が習得できる。
   (a)エンジンの種類、構造を理解し、手工具を正しく使い、エンジンの分解組立作業ができる。
   (a)NC工作機械の仕組みを理解し、NCプログラミングが作成できる。
   (c)各種モータの制御方法を理解し、モータドライバ回路を組み、ロボットを動作することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1予め用意された手順書や指示に基づいて実習を十分に実施できる。予め用意された手順書や指示に基づいて実習を実施できる。予め用意された手順書や指示に基づいて実習を実施できない。
評価項目2機器・器具を十分正しく使用できる。機器・器具を正しく使用できる。機器・器具を正しく使用できない。
評価項目3文書、口頭などによる報告が十分にできる。文書、口頭などによる報告ができる。文書、口頭などによる報告ができない。
評価項目4グループで協力し周りに促しながら実習を実施できる。グループで協力し実習を実施できる。グループで協力し実習を実施できない。
評価項目5(a)エンジンの種類、構造を理解し、手工具を正しく使い、エンジンの分解組立作業が的確にできる。エンジンの種類,構造を理解し,手工具を正しく使い、エンジンの分解組立作業ができる。エンジンの種類、構造を理解し、手工具を正しく使い、エンジンの分解組立作業ができない。
評価項目5(b)NC工作機械の仕組みを理解し、NCプログラミングが的確に作成できる。NC工作機械の仕組みを理解し、NCプログラミングが作成できる。NC工作機械の仕組みを理解し、NCプログラミングが作成できない。
評価項目5(c)各種モータの制御方法を理解し、モータドライバ回路を組み、ロボットを的確に動作させることができる。各種モータの制御方法を理解し、モータドライバ回路を組み、ロボットを動作させることができる。各種モータの制御方法を理解し、モータドライバ回路を組み、ロボットを動作させることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (G) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
基本実習を深めるとともに,応用実習を行う.加工の理論と実際との有機的関連を通じて,基礎的技術を理解し,作業を合理的に行うための作業工程を考え,創造能力の育成を図る.
授業の進め方・方法:
安全教育の後,基本実習を行う。基本実習は6班に編成し各実習課題を巡回する。             
さらに1回程度の工場見学により、生産方法の知識を深める。
注意点:
実習に当たっては,とかく製品の形状,体裁のみにとらわれたり,周囲の製作進度などが気にかかるが,常に目的を把握して正しい作業を心がけ,本質的なものをつかむように心がける.
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 安全教育 各種機械を安全に作業することができる
2週 エンジン実習I-1  基本的な手工具の使い方とエンジンの構造・種類を理解している
3週 エンジン実習I-2  基本的な手工具の使い方とエンジンの構造・種類を理解している
4週 エンジン実習II-1  2サイクルと4サイクルエンジン違いを説明できる
5週 エンジン実習II-2  2サイクルと4サイクルエンジン違いを説明できる
6週 NC実習I-1  プログラミングの方法を理解しNCプログラムの作成することができる
7週 NC実習I-2  プログラミングの方法を理解しNCプログラムの作成することができる
8週 レポート作成 実習で習得した知識,技術を的確にまとめる.
2ndQ
9週 NC実習II-1  MCの操作方法を理解しNCプログラミングを作成することができる
10週 NC実習II-2  MCの操作方法を理解しNCプログラミングを作成することができる
11週 モータ制御実習I-1  各種モータ制御方法を理解しモータドライバ回路の組立ができる
12週 モータ制御実習I-2  各種モータ制御方法を理解しモータドライバ回路の組立ができる
13週 モータ制御実習II-1  モータドライバ回路を用いたロボットの移動速度を制御できる
14週 モータ制御実習II-2  モータドライバ回路を用いたロボットの移動速度を制御できる
15週 工場見学 生産工場の見学により、実習工場では得ることが出来ない知識や見識を習得する.
16週 期末試験実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野工作切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。4
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。4
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。4
分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。4前11,前12,前13,前14
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。4
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。4前14
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。4
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。4
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。4

評価割合

試験レポート作品態度合計
総合評価割合0602020100
基礎的能力00000
専門的能力0602020100
分野横断的能力00000