機械工学実験ⅡB

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 機械工学実験ⅡB
科目番号 0090 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 各実験室で実験指導書を配布する。
担当教員 加藤 隆弘,境田 彰芳,関森 大介,岩野 優樹,田中 誠一,藤原 誠之

到達目標

1) 各実験の原理と実験手順等が理解でき、正確かつ安全に実験を実施し、データの処理・集計ができる。
2) 実験データの妥当性等について論理的に考察でき、報告書としてまとめることができる。
3) グループで協力し、積極的に貢献し、責任を果たすことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 各実験の原理と実験手順等を十分に説明でき、正確かつ安全な実験実施、データの効果的な処理・集計ができる。各実験の原理と実験手順等が理解でき、実験実施、データの処理・集計ができる。各実験の原理や実験手順等を理解できない。また、実験実施、データの処理・集計ができない。
評価項目2実験データの妥当性等について論理的に考察・分析でき、報告書にわかりやすくまとめることができる。実験データの妥当性等について論理的に考察でき、報告書としてまとめることができる。実験データの妥当性等について論理的に考察できない。また、報告書としてまとめることができない。
評価項目3グループで協力し、積極的に貢献し、責任を果たすことができ、グループ活動において模範を示す、他者に対し適切な協調行動を促すことができる。グループで協力し、積極的に貢献し、責任を果たすことができる。グループで協力できず、積極的に貢献しない。また、与えられた役割に対して責任を果たすことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (G) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械工学科主要分野の基本的学識を、実験を通じて体験的に学ぶ。また、実験結果の整理・解析を通じて、工学解析の手法・センスを学ぶ。また、クループ作業を通じてチームワークとリーダーシップを養う。
授業の進め方・方法:
6班編成の小グループに分かれ、6テーマの実験を輪番で実施する。授業の計画・内容の欄は、その代表例を示したものである。
注意点:
体験的に学ぶ実験科目であるから、出席が前提となる。また、報告書の提出ではじめて1つの課題の学習が完了するので、必ず期限内にすべての報告書を提出すること。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 実験施設等の見学
企業の実験施設等を見学し、実験に関する知識を身に付けることができる。 
2週 材料工学実験(2)(境田)
硬さ試験 
実験の原理・手順を理解し,安全等に配慮しながら共同で必要なデータを測定できる.
3週 材料工学実験(2)(境田) 
硬さ試験
実験データの分析を行い,適切な図表を用いて論理的な考察等を含めた報告書を期限内に作成・提出できる.
4週 熱工学実験(2)(藤原) 
放熱フィンの基礎的実験 
実験の原理・手順を理解し,安全等に配慮しながら共同で必要なデータを測定できる.
5週 熱工学実験(2)(藤原) 
放熱フィンの基礎的実験 
実験データの分析を行い,適切な図表を用いて論理的な考察等を含めた報告書を期限内に作成・提出できる.
6週 流体工学実験(2)(田中) 
渦巻きポンプの特性と管路の損失
実験の原理・手順を理解し,安全等に配慮しながら共同で必要なデータを測定できる.
7週 流体工学実験(2)(田中)
渦巻きポンプの特性と管路の損失
実験データの分析を行い,適切な図表を用いて論理的な考察等を含めた報告書を期限内に作成・提出できる.
8週 報告書の作成 
提出した3テーマの報告書について不十分な点に修正を加える.
4thQ
9週 機械加工学実験(2)(加藤) 
二次元切削における切削機構の基礎的実験 
実験の原理・手順を理解し,安全等に配慮しながら共同で必要なデータを測定できる.
10週 機械加工学実験(2)(加藤) 
二次元切削における切削機構の基礎的実験 
実験データの分析を行い,適切な図表を用いて論理的な考察等を含めた報告書を期限内に作成・提出できる.
11週 計測制御工学実験(1)(岩野)
減衰をもつ一自由度系の強制振動 
実験の原理・手順を理解し,安全等に配慮しながら共同で必要なデータを測定できる.
12週 計測制御工学実験(1)(岩野)
減衰をもつ一自由度系の強制振動 
実験データの分析を行い,適切な図表を用いて論理的な考察等を含めた報告書を期限内に作成・提出できる.
13週 計測制御工学実験(2)(関森)
R-C直列回路の動特性 
実験の原理・手順を理解し,安全等に配慮しながら共同で必要なデータを測定できる.
14週 計測制御工学実験(2)(関森)
R-C直列回路の動特性 
実験データの分析を行い,適切な図表を用いて論理的な考察等を含めた報告書を期限内に作成・提出できる.
15週 報告書の作成 
実験を行ったテーマについて、結果を検討し、報告書にまとめる。
提出した3テーマの報告書について不十分な点に修正を加える.
16週 期末試験実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。2
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。2
目標の実現に向けて計画ができる。2
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。2
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。2
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。2
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。2
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。2
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。2
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。2
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。2
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。2
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている2
法令やルールを遵守した行動をとれる。2
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。2
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。2
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。2

評価割合

取り組み・態度分析・考察報告書合計
総合評価割合204040100
基礎的能力0000
専門的能力10404090
分野横断的能力100010