生産管理工学

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 生産管理工学
科目番号 0117 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 冨士明良生産管理工学~理論と実際~(東京電機大学出版局)
担当教員 木村 真晃

到達目標

経営に関係した工学的な下記の基本事項を学習し理解する.
(1)生産管理と品質管理
(2)統計処理法を用いて品質データの解析
(3)工場運営に必要な基礎的知識,知的財産権等の基礎
(4)リサイクルを含めた環境問題やISOについて理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
生産管理と品質管理 生産管理と品質管理について十分理解出来ている 生産管理と品質管理 生産管理と品質管理について理解出来ている生産管理と品質管理生産管理と品質管理について理解出来ていない
統計処理法を用いて品質データの解析 品質データの解析生産管理と品質管理について十分理解出来ている品質データの解析生産管理と品質管理について理解出来ている品質データの解析生産管理と品質管理生産管理と品質管理について理解出来ていない
工場運営に必要な基礎的知識,知的財産権工場運営に必要な基礎的知識,知的財産権生産管理と品質管理について十分理解出来ている工場運営に必要な基礎的知識,知的財産権生産管理と品質管理について理解出来ている工場運営に必要な基礎的知識,知的財産権生産管理と品質管理生産管理と品質管理について理解出来ていない
リサイクルを含めた環境問題やISOリサイクルを含めた環境問題やISO生産管理と品質管理について十分理解出来ているリサイクルを含めた環境問題やISO生産管理と品質管理について理解出来ているリサイクルを含めた環境問題やISO生産管理と品質管理生産管理と品質管理について理解出来ていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (H) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 生産活動に携わる技術者にとって基礎的な生産管理や品質管理技術,ならびにそれらを達成するために必要な統計処理の方法について概説する.また,今世紀の工場経営等において重要となる知的財産権の基礎,リサイクル等を含めた環境問題からISOについても解説し,それらの理解を深めることで幅広いものの考え方の基礎を習得する.
授業の進め方・方法:
講義形式を中心にして,演習,課題を実施する.
注意点:
受講にあたっては, 事前にテキストを読み, 内容を十分に理解し, 不明点を講義中に質問できるように準備しておくこと.
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 生産管理と品質管理の基礎と意味付け 生産管理と品質管理の基礎と意味付けについて習得
2週 生産と品質Ⅰ
歴史,生産管理と品質管理,管理のサイクル
生産管理の歴史,生産管理と品質管理,管理のサイクルについて習得
3週 生産と品質Ⅱ
QC7つ道具,新QC7つ道具
QC7つ道具,新QC7つ道具について習得
4週 統計的処理Ⅰ
基礎,用語,各種分部
統計的処理についての基礎,用語,各種分部の習得
5週 統計的処理Ⅱ
検定と推定,散布図
検定と推定,散布図について習得
6週 統計的処理Ⅲ
管理図,検査方法,分散分析,実験計画法の基礎
統計的処理Ⅲ
管理図,検査方法,分散分析,実験計画法の基礎について習得
7週 工場運営Ⅰ
会社の基礎,作業管理,設備・運搬管理
会社の基礎,作業管理,設備・運搬管理について習得
8週 中間試験
2ndQ
9週 工場運営Ⅱ
工場会計(基礎,損益分岐点,購買管理,減価償却)
工場運営Ⅱ
工場会計の基礎,損益分岐点,購買管理,減価償却について習得
10週 工場運営Ⅲ
人事管理,安全管理
人事管理,安全管理について習得
11週 知的財産権等Ⅰ
知的財産権,工業所有権,特許,他
知的財産権,工業所有権,特許等について習得
12週 知的財産権等Ⅱ
製造物責任法,TPM
製造物責任法,TPMについて習得
13週 知的財産権等Ⅲ
ISO,リサイクル
ISO,リサイクルについて習得
14週 特性要因図発表Ⅰ
特性要因図について習得
15週 特性要因図発表Ⅰ
特性要因図について習得
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3

評価割合

試験演習課題出席・学習状況態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合353530000100
基礎的能力0000000
専門的能力353530000100
分野横断的能力0000000