概要:
工場騒音、交通騒音等、皆さんの生活の中には機械からの騒音・振動が少なからず影響しています。この科目は企業で機械の騒音・振動関連開発業務に従事していた教員が、その経験を活かし、機械の騒音・振動による生活環境の保全のための計測及び対策について講義形式で授業を行うものです。
授業の進め方・方法:
基本的事項を講義し,適宜演習を行います。
注意点:
昨今の社会では環境問題は避けて通れないものとなっています。機械の騒音・振動による生活環境保全のための計測及び対策の基本的知識を身に付けることを意識し講義に臨んでください。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。 | 4 | |
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 4 | |
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。 | 4 | |
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。 | 4 | |
自然科学 | 物理 | 力学 | 周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。 | 4 | |
単振動における変位、速度、加速度、力の関係を説明できる。 | 4 | |
波動 | 波の振幅、波長、周期、振動数、速さについて説明できる。 | 4 | |
横波と縦波の違いについて説明できる。 | 4 | |
波の重ね合わせの原理について説明できる。 | 4 | |
定常波の特徴(節、腹の振動のようすなど)を説明できる。 | 4 | |
気柱の長さと音速から、開管、閉管の固有振動数を求めることができる(開口端補正は考えない)。 | 4 | |
共振、共鳴現象について具体例を挙げることができる。 | 4 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 振動の種類および調和振動を説明できる。 | 4 | |
調和外力による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。 | 4 | |
調和変位による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。 | 4 | |
計測制御 | 計測の定義と種類を説明できる。 | 4 | |
測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。 | 4 | |
国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。 | 4 | |
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。 | 4 | |