設計製図ⅢA

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 設計製図ⅢA
科目番号 4313 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 服部延春著:「機械製図 理論と実際」、工学図書馬場秋次郎・吉田嘉太郎編:「機械工学必携」、三省堂プリント(適宜配布)
担当教員 井奥 斎

到達目標

(1) 弁の種類、構造、特徴を理解し、説明できる。
(2) 玉形弁の設計の要点や規格を理解し、与えられた仕様に対して的確な弁製作仕様書を作成できる。
(3) 製作仕様書に基づき、完成度の高い図面を作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1弁の種類、構造、特徴を正確に理解し、説明できる。弁の種類、構造、特徴を理解し、説明できる。弁の種類、構造、特徴を理解し、説明することができない。
評価項目2玉形弁の設計の要点や規格を正確に理解し、与えられた仕様に対して的確な弁製作仕様書を作成できる。 玉形弁の設計の要点や規格を理解し、与えられた仕様に対して弁製作仕様書を作成できる。 玉形弁の設計の要点や規格を理解し、与えられた仕様に対して的確な弁製作仕様書を作成することができない。
評価項目3製作仕様書に基づき、完成度の高い図面を作成できる。 製作仕様書に基づき、図面を作成できる。 製作仕様書に基づき、図面を作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
止め弁を対象として、JIS弁規格に従って製作仕様を定め、主要部の強度計算を行い、製作図面を作成する。これらの過程を通して、設計に必要な基礎知識の習得とセンスを養い、同時に製図則にも習熟することを目的とする。
板金部品製造会社で金型・専用機の設計に従事した教員がその経験を活かし、玉形弁の設計製図について授業を行う。
授業の進め方・方法:
演習形式
(連絡員:松塚直樹)
注意点:
実際の品物と図面の相互関係をよく理解するように努めること。また、実社会に通用する設計製図を目指すこと。原則的に、全ての課題が受理されなければ単位は取得できない。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/4以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 弁の基本事項、基礎演習 弁の種類、構造、特徴を理解し、説明できる。
2週 玉形弁の構造・材料・JIS規格 玉形弁の構造、材料、規格を理解し、説明できる。
3週 弁製作仕様書作成の演習(1) 玉形弁の製作仕様書の書き方を理解し、作成できる。
4週 弁製作仕様書作成の演習(2) 玉形弁の製作仕様書の書き方を理解し、作成できる。
5週 設計の要点、同演習(1) 玉形弁設計の要点を理解し、説明できる。
6週 設計の要点、同演習(2) 玉形弁設計の要点を理解し、説明できる。
7週 弁全体の計画設計・計画図作成(1) 弁全体の計画設計および計画図の作成ができる。
8週 弁全体の計画設計・計画図作成(2) 弁全体の計画設計および計画図の作成ができる。
2ndQ
9週 弁全体の計画設計・計画図作成(3) 弁全体の計画設計および計画図の作成ができる。
10週 弁全体の計画設計・計画図作成(4) 弁全体の計画設計および計画図の作成ができる。
11週 弁全体の計画設計・計画図作成(5) 弁全体の計画設計および計画図の作成ができる。
12週 弁箱の詳細設計・部品図作成(1) 弁箱の詳細設計および部品図の作成ができる。
13週 弁箱の詳細設計・部品図作成(2) 弁箱の詳細設計および部品図の作成ができる。
14週 弁箱の詳細設計・部品図作成(3) 弁箱の詳細設計および部品図の作成ができる。
15週 弁箱の詳細設計・部品図作成(4) 弁箱の詳細設計および部品図の作成ができる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。4前16
製図用具を正しく使うことができる。4前16
線の種類と用途を説明できる。4前16
物体の投影図を正確にかくことができる。4前16
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。4前16
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。4前16
部品のスケッチ図を書くことができる。4前4
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。3前16
機械設計標準規格の意義を説明できる。4前2
標準規格を機械設計に適用できる。4前2
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。4前16
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性目標の実現に向けて計画ができる。3

評価割合

試験図面小テスト合計
総合評価割合306010000100
基礎的能力0000000
専門的能力306010000100
分野横断的能力0000000