機械工学実験ⅡA

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 機械工学実験ⅡA
科目番号 4422 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 各実験室で実験指導書を配布する。
担当教員 加藤 隆弘,國峰 寛司,関森 大介,史 鳳輝,田中 誠一

到達目標

1) 各実験の原理と実験手順等が理解でき、正確かつ安全に実験を実施し、実験データの処理・集計ができる。
2) 実験データの妥当性等について論理的に考察でき、報告書としてまとめることができる。
3) グループで協力し、積極的に貢献し、責任を果たすことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 各実験の原理と実験手順等を十分に説明でき、正確かつ安全な実験実施、データの効果的な処理・集計ができる。各実験の原理と実験手順等が理解でき、実験実施、データの処理・集計ができる。各実験の原理や実験手順等を理解できない。また、実験実施、データの処理・集計ができない。
評価項目2実験データの妥当性等について論理的に考察・分析でき、報告書にわかりやすくまとめることができる。実験データの妥当性等について論理的に考察でき、報告書としてまとめることができる。実験データの妥当性等について論理的に考察できない。また、報告書としてまとめることができない。
評価項目3グループで協力し、積極的に貢献し、責任を果たすことができ、グループ活動において模範を示す、他者に対し適切な協調行動を促すことができる。グループで協力し、積極的に貢献し、責任を果たすことができる。グループで協力できず、積極的に貢献しない。また、与えられた役割に対して責任を果たすことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械工学科主要分野の基本的学識を、実験を通じて体験的に学ぶ。また、実験結果の整理・解析を通じて、工学解析の手法・センスを学ぶ。また、クループ作業を通じてチームワークとリーダーシップを養う。
授業の進め方・方法:
6班編成の小グループに分かれ、6テーマの実験を輪番で実施する。授業の計画・内容の欄は、その代表例を示したものである。
注意点:
体験的に学ぶ実験科目であるから、出席が前提となる。また、報告書の提出ではじめて1つの課題の学習が完了するので、必ず期限内に提出すること。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 受講ガイダンス(田中)
安全教育
安全に配慮した作業の必要性と、危険行動による負傷例を理解できる。
2週 ガイダンス(田中)
報告書の書き方,各実験テーマの概説を行う。
科学技術文書の体裁やグラフ・図・表・式の記述、文章の構成、データの分析・考察など具体的な手法を理解し、実験報告書を作成することができる。
3週 ガイダンス(加藤)
実験における計測技術
測定の定義と種類、単位、代表的な物理量の計測方法と測定機器について理解し、説明できる。
4週 ガイダンス(加藤)
実験における計測技術
測定の定義と種類、単位、代表的な物理量の計測方法と測定機器について理解し、説明できる。ガイダンスの内容を理解し、実験実施にむけた準備ができる。
5週 熱工学実験(1)(國峰)
内燃機関性能総合試験
実験データの妥当性等について論理的に考察でき、報告書としてまとめることができる。
6週 熱工学実験(1)(國峰)
内燃機関性能総合試験
実験の原理と実験手順等が理解でき、実験データの処理・集計ができる。グループで協力し、積極的に貢献し、責任を果たすことができる。
7週 報告書の作成
実験を行ったテーマについて、結果を検討し、報告書にまとめる。
修正や追加の指示を検討・理解し、より効果的でわかりやすい報告書にまとめることができる。
8週 工場見学 生産工場の見学により、実習工場では得ることが出来ない知識や見識を習得する.
2ndQ
9週 流体工学実験(1)(田中)
円柱周りの流れと抗力係数 
実験の原理と実験手順等が理解でき、実験データの処理・集計ができる。グループで協力し、積極的に貢献し、責任を果たすことができる。
10週 流体工学実験(1)(田中)
円柱周りの流れと抗力係数 
実験データの妥当性等について論理的に考察でき、報告書としてまとめることができる。
11週 設計工学実験(1)(史)
MATLAB/Simulinkによる動的システムシミュレーション
実験の原理と実験手順等が理解でき、実験データの処理・集計ができる。グループで協力し、積極的に貢献し、責任を果たすことができる。
12週 設計工学実験(1)(史)
MATLAB/Simulinkによる動的システムシミュレーション
実験データの妥当性等について論理的に考察でき、報告書としてまとめることができる。
13週 計測制御工学実験(1)(関森)
R-C 直列回路の動特性
実験の原理と実験手順等が理解でき、実験データの処理・集計ができる。グループで協力し、積極的に貢献し、責任を果たすことができる。
14週 計測制御工学実験(1)(関森)
R-C 直列回路の動特性
実験データの妥当性等について論理的に考察でき、報告書としてまとめることができる。
15週 工場見学 修正や追加の指示を検討・理解し、より効果的でわかりやすい報告書にまとめることができる。
16週 期末試験実施せず
生産工場の見学により、実習工場では得ることが出来ない知識や見識を習得する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。2
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。2
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。2
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。2
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。2
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。2
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。2
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。2

評価割合

取り組み・態度分析・考察報告書合計
総合評価割合204040100
基礎的能力0000
専門的能力10404090
分野横断的能力100010