機械工学実習ⅡB

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 機械工学実習ⅡB
科目番号 5232 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリントを配布
担当教員 加藤 隆弘,関森 大介

到達目標

(1) 手順書や指示に基づいて実習を実施できる。
(2) 機器・器具を正しく使用できる。
(3) 文書、口頭などによる報告ができる。
(4) グループで協力し実習を実施できる。
(5) 機械工学に関する基礎知識・技能が習得できる。
   (a)機械の制御と関連がある電気回路に対する基礎知識を理解をできる
   (b)NCプログラミングを通して,マシニングセンタなどのNC工作機械の操作方法と重要性を理解できる
   (c)ライントレースロボットの製作を通してロボットの制御を理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1予め用意された手順書や指示に基づいて実習を十分に実施できる。予め用意された手順書や指示に基づいて実習を実施できる。予め用意された手順書や指示に基づいて実習を実施できない。
評価項目2機器・器具を十分正しく使用できる。機器・器具を正しく使用できる。機器・器具を正しく使用できない。
評価項目3文書、口頭などによる報告が十分にできる。文書、口頭などによる報告ができる。文書、口頭などによる報告ができない
評価項目4グループで協力し周りに促しながら実習を実施できる。グループで協力し実習を実施できる。グループで協力し実習を実施できない。
評価項目5(a)電気回路図を理解し,各部品機能や動作を十分に理解している。電気回路図を理解し,各部品機能や動作を理解している。電気回路図を理解し,各部品機能や動作を十分に理解していない。
評価項目5(b)NCプログラミングを通して、マシニングセンタなどのNC工作機械の操作方法と重要性を十分に理解している。NCプログラミングを通して、マシニングセンタなどのNC工作機械の操作方法と重要性を理解している。NCプログラミングを通して、マシニングセンタなどのNC工作機械の操作方法と重要性を理解していない。
評価項目5(c)ライントレースロボットの製作を通してロボットの制御を十分に理解している。ライントレースロボットの製作を通してロボットの制御を理解している。ライントレースロボットの製作を通してロボットの制御を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
基本実習を深めるとともに,応用実習を行う.加工の理論と実際との有機的関連を通じて,基礎的技術を理解し,作業を合理的に行うための作業工程を考え,創造能力の育成を図る.
授業の進め方・方法:
6班に編成し各実習課題を輪番で実施する。             
さらに1回程度の工場見学により、生産方法の知識を深める。
注意点:
実習に当たっては,とかく製品の形状,体裁のみにとらわれたり,周囲の製作進度などが気にかかるが,常に目的を把握して正しい作業を心がけ,本質的なものをつかむように心がける.
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シーケンス基礎実習Ⅰ−1(藤原) 電気回路図に対する知識と各部品機能や動作などを理解できる
2週 シーケンス基礎実習Ⅰ−2(藤原) 電気回路図に対する知識と各部品機能や動作などを理解できる
3週 シーケンス基礎実習Ⅱ−1(藤原) 実際の回路組込みにより各部品の機能、動作などを理解し,さらに応用性を加えた回路も理解できる
4週 シーケンス基礎実習Ⅱ−2(藤原) 実際の回路組込みにより各部品の機能、動作などを理解し,さらに応用性を加えた回路も理解できる
5週 NC実習Ⅲ−1(加藤)
課題を通してNCプログラミングを理解している
6週 NC実習Ⅲ−2(加藤) 課題を通してNCプログラミングを理解している
7週 NC実習Ⅳ−1(加藤) 作成したプログラムを使用し,自動運転にて加工ができる
8週 工場見学 実際の生産現場を見学することにより深く生産を理解することができる
4thQ
9週 NC実習Ⅳ−2(加藤) 作成したプログラムを使用し,自動運転にて加工ができる
10週 ロボット組立実習Ⅰ−1(関森)
ライントレースロボットを組み立てることができる
11週 ロボット組立実習Ⅰ−2(関森) ライントレースロボットを組み立てることができる
12週 ロボット組立実習Ⅱ−1(関森) 各種センサを調整し,性能向上ができる
13週 ロボット組立実習Ⅱ−2(関森) 各種センサを調整し,性能向上ができる
14週 工場見学 実際の生産現場を見学することにより深く生産を理解することができる
15週 レポート作成日 実習で習得した知識,技術を的確にまとめる.
16週 期末試験実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。2
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。2
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。2
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。2
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。2
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。2
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。2
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。2
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。2
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。1後15
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる2
複数の情報を整理・構造化できる。1
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。2

評価割合

試験レポート作品態度合計
総合評価割合0602020100
基礎的能力00000
専門的能力0602020100
分野横断的能力00000